NTTタウンページは、タウンページデータベース（職業別電話帳データ）を活用して100円均一ショップ登録件数を調査した。人口10万人当たりの登録件数では、日本で一番100円均一ショップがあるのは鹿児島県だと発表した。


　鹿児島県で登録件数が多いのは、100円均一ショップが人口減少の進む地域に多く出店している傾向にあるためという。鹿児島県は、1955年をピークに人口が減少しており、全国的にも減少率が高い。一方、県内で人口が増加しているのは、子育て支援や給付金対策をしている十島村と鹿児島市のベッドタウンとして大型のショッピングモールの建設が進む姶良市などだ。
 
　100円均一ショップは、2013年から19年まで増加しており、100円均一ショップ業界全体が順調に成長を遂げていた。20年は店舗数が前年を上回ったものの、新型コロナウイルス感染の影響で伸びは鈍化。21年以降は、長引くコロナ禍で登録件数が減少している。NTTタウンページによれば、円安と原油高による物価上昇で原価を押し上げられている中、100円均一ショップが今後どのような対策をしていくのかが注目されるとのことだ。