パーソナルクーラーで手軽に涼しく! テレワークやお風呂上がりにおすすめ
夏の暑さをしのぐ定番といえば“クーラー”だが、トイレや脱衣所などを含めたすべての場所に設置するのは難しい。また、温度設定を同じ部屋にいる人に合わせると、自分は暑く感じるということもあるだろう。パーソナルクーラーならそんな悩みを解決してくれる。まずはパーソナルクーラーの選び方を紹介しよう。
コンプレッサー方式はクーラーと同じ原理で冷やすもので、強力な冷却能力が魅力。こちらは逆に空気中の水分が結露によって奪われるため、乾燥する。また、クーラーと異なり、排熱が室外ではなく室内におこなわれるため、部屋の温度が上昇してしまうのが難点だ。音や消費電力も大きい。
上記の点を踏まえながら、おすすめのパーソナルクーラーを具体的に五つ紹介しよう。
部屋全体を低い温度で冷やすより、パーソナルクーラーで必要なところだけを冷やした方が電気代が安くなることもある。今年の夏はパーソナルクーラーの導入を検討してみてはいかがだろうか。(ライター・ハウザー)
気化熱 or コンプレッサーで選ぶ
パーソナルクーラーには大きく分けて、気化熱で冷やす方式とコンプレッサーで冷やす方式がある。気化熱で冷やす方式は水をセットしておき、ファンで風を当てることで気化熱を起こして冷やすもの。冷やすのと同時に加湿もできるので、エアコンによって乾燥した室内で使うと一石二鳥だ。ただ、冷やす能力はコンプレッサー方式に比べると低い。コンプレッサー方式はクーラーと同じ原理で冷やすもので、強力な冷却能力が魅力。こちらは逆に空気中の水分が結露によって奪われるため、乾燥する。また、クーラーと異なり、排熱が室外ではなく室内におこなわれるため、部屋の温度が上昇してしまうのが難点だ。音や消費電力も大きい。
冷却能力は製品ごとに異なる
一口にパーソナルクーラーといっても冷却能力は製品によってまちまち。用途に合った製品を選んでほしい。冷却能力が高くなると一般的には消費電力は高くなるので、電気代にも注意しよう。サイズや重さをチェック
エアコンと異なり、気軽に持ち運んで使えるのがパーソナルクーラーのいいところ。強みを活かすためには、サイズや重さもしっかりとチェックして選ぶことが重要だ。コンパクトで軽いものなら机の上に設置し、顔や首筋など狙ったところに涼しい風を当てやすい。大きくて重いものはよく冷えるが、使用者が移動した際に持ち運びやすいようキャスターがついていると便利だろう。上記の点を踏まえながら、おすすめのパーソナルクーラーを具体的に五つ紹介しよう。
ショップジャパン ここひえ R4
ショップジャパンのここひえ R4は、気化熱によって冷やすパーソナルクーラー。特許出願済みの冷却技術で最大-10度の涼しい風が出てくる。風量を最小に設定すれば騒音は39.1dBと、数字上は図書館レベルの静かさ。コンパクトで軽い上に、コンセントだけでなくUSBからの電源供給も可能。モバイルバッテリーも使えるためさまざまなシーンで利用可能だ。山善 FCR-D405
山善のFCR-D405は、気化熱で冷やすフロアタイプの縦型パーソナルクーラー。からだに優しい風で、小さな子どもやペットがいる家庭にもおすすめだ。左右オートルーバーや8時間タイマーなど、便利な機能が満載されている。リモコンがついているため、風量調整などのために本体に近づく必要がないのがうれしい。evaCHILL パーソナルエアクーラー
evaCHILLのパーソナルエアクーラーは、加湿機能や空気清浄機の機能がついたパーソナルクーラー。花粉の季節や乾燥する季節にも利用でき、一年中活躍できる。環境面に配慮し、フィルターは土に還る素材を使用。また、玄武岩由来の素材を使用し、カビが生えにくい仕様だ。シャープ CM-P100
シャープのCM-P100は、パーソナルクーラーにもなるコンプレッサー方式の除湿機。人間の上半身に当たる角度で冷風が出るため、脱衣所やキッチンなど、エアコンの風が届きづらい場所で涼しく過ごせる。除湿機能は強力で、衣類乾燥や、部屋の除湿にも利用可能。シャープ独自のプラズマクラスターで消臭もできる。コロナ CDM-10A2
コロナのCDM-10A2は木造で11畳、鉄筋なら23畳まで対応する強力なコンプレッサー方式のパーソナルクーラー。排熱ダクトを伸ばして部屋の外に熱を出せば、室内の気温が上がることはない。底面には4輪のキャスターがついており、気軽に移動させられる。排熱ダクトは使用しないときは本体に収納できるため、出し入れが簡単だ。トイレや脱衣所、オフィスでもおすすめ
パーソナルクーラーはエアコンがない部屋やトイレ、脱衣所、キッチンで活躍する冷房器具だ。特にドライヤーを使っているときや、料理で火を使っているときに活躍するだろう。また、大勢の人が働くオフィスでは、エアコンの設定温度が自分の好みに合っていないときがあるが、パーソナルクーラーを使えば自分だけを冷やせる。外回りから帰ってきたときに使えばより早くクールダウン可能だ。部屋全体を低い温度で冷やすより、パーソナルクーラーで必要なところだけを冷やした方が電気代が安くなることもある。今年の夏はパーソナルクーラーの導入を検討してみてはいかがだろうか。(ライター・ハウザー)