• ホーム
  • トレンド
  • 「濡らして振ると冷えるタオル」はなぜ冷たくなる? おすすめ商品も紹介

「濡らして振ると冷えるタオル」はなぜ冷たくなる? おすすめ商品も紹介

経営戦略

2022/06/26 12:35

 年々暑くなっているように感じられる日本の夏を乗り切るためにさまざまな新商品が登場しているが、今おすすめなのは「濡らして振ると冷えるタオル」だ。洗濯しても効果が変わらず、薬品も使用していないため、子どもにも安心して使える。原理やおすすめを紹介しよう。

濡らして振ると冷えるタオル(画像はイメージ)

「濡らして振ると冷えるタオル」はなぜ冷たくなる?メリットは?

 まずは「濡らして振ると冷えるタオル」がなぜ冷たくなるのか、そしてこの製品を使うメリットはどこにあるのか解説しよう。
 
(画像はブルーミング中西のプレスリリースより)

気化熱を利用してタオルを冷却

 濡らして振ると冷えるタオルは、一言でいえば水分が蒸発するときに熱を奪う現象である「気化熱」を利用している。水をよく吸い、かつ内部と表面で水分が循環しやすい繊維を使っており、効率よく水分を蒸発することで冷やしているのだ。

 水分が蒸発すれば冷えるので、冷たさを感じなくなっても再び濡らして振れば冷たくなるのも便利。水道さえあればいつでもどこでも何回でも冷たさを復活できる。さらに、繊維そのものの熱伝導率が高いのも特徴。熱伝導率が高いものに触れると冷たく感じるため、二重の効果で冷えを実感できる。

洗濯しても効果が落ちない

 濡らして振ると冷えるタオルは繊維そのものの特性を利用しているため、洗濯しても成分が落ちず、効果が持続する。暑い日に使うと汗などの付着が気になるが、劣化を気にすることなく洗えるのだ。もちろん繊維が永久に劣化しないわけではないが、長期間使うことはできる。

薬品不使用で子どもや肌が弱い人でも安心

 繊維そのものの特性を利用しているメリットはほかにもある。薬品を使用している冷却グッズに比べて肌に優しく、子どもや肌が弱い人でも安心して使用可能だ。ただし、化学繊維でできている点には留意しておきたい。

 上記の点を踏まえて、おすすめの濡らして振ると冷えるタオル5選を紹介しよう。

東京西川 SEVENDAYS クールタオル

 東京西川のSEVENDAYS クールタオルは、120cmという長いタイプがラインアップされている点が特徴。首に巻いたり頭に巻いたりと、さまざまな使い方ができる。薄手なので結びやすいのもうれしい。抗菌防臭加工が施されており、安心して利用可能。UVカット機能がついているため、紫外線対策としても使えるのが便利だ。
 
東京西川 SEVENDAYS クールタオル

U-pick 4枚セット 冷却タオル

 U-pickの冷却タオルは、4枚セットでお買い得な製品。家族でシェアしたり、日によって使い分けたりできる。カラビナつきの収納ケースがセットになっているため、濡れた状態でも持ち運びやすい。乾燥した状態なら50gと軽いのも特徴。100cm×30 cmと細長い形状で、柔らかくて折りたたみやすい素材なので、バンダナやスカーフとしても使える。
 
U-pick 4枚セット 冷却タオル

夢ゲンクール

 夢ゲンクールは、54.8度まで熱したところからすぐに15.4度まで下がることを実験で確認したタオル。10回振るだけで冷たくなるため、スポーツやアウトドアで熱くなった体をすぐにクールダウンできる。紫外線遮蔽率95%(UPF50+)のため日焼け止めとして使うこともできる。ピンク、ブルー、グレー、ネイビーのシンプルな4色展開で使う人を選ばず、飽きが来ない。
 
夢ゲンクール

アイスノン 極冷えタオル

 アイスノンの極冷えタオルは、テイジンのCOOLSENSOR EXを使用。ひんやりと感じられる上に、特殊断面形状によりソフトな風合いとなっており、快適に使える。大きさは80cm×23cmと小さく、子どもでも持ち歩きやすい。日本製なのも安心だ。
 
アイスノン 極冷えタオル

パール金属 冷却 冷感 タオル

 パール金属の冷却 冷感 タオルは黒色にこだわった「BLKP」シリーズの製品。スタイリッシュな黒色で、モノクロームな色にインテリアなどを統一したい人におすすめだ。肌触りにこだわっており、水分を含んだ後もさらっとしていて快適。30cm×80cmに加え、20cm×90cmというかなり細長いラインアップもあり、体型や用途などに合わせて選べる。
 
パール金属 冷却 冷感 タオル

「濡らして振ると冷えるタオル」は繰り返し使えて経済的

 「濡らして振ると冷えるタオル」は何度でも繰り返し使えるため、数ある冷感グッズのなかでもコストパフォーマンスが高い。繰り返し使えることはSDGsの理念にも合致しており、地球環境にも優しいといえるだろう。薬剤や電気を使う冷感グッズもいいが、この夏はエコな冷感タオルにも注目してみてはいかがだろうか。(ライター・ハウザー)