首には太い血管が通っており、ここを冷やすことで血液の温度が下がり、全身を効率よく冷やせる。この首を冷やすことに特化した暑さ対策グッズがネッククーラーだ。電気を使わずに冷やすものや半導体素子を使ったものなど、さまざまなタイプがあるのでおすすめを紹介したい。
電気を使わずに冷やすネッククーラー
まずは電気を使わずに冷やせる、お手軽なネッククーラーを紹介する。
白元アース アイスノン 首もとひんやりループ
白元アースのアイスノン 首もとひんやりループは、水に濡らすと接触する部分がひんやりする商品。水分を保持する高吸水性繊維を使用しており、長時間にわたって冷たさを感じられる。長さ調節機能つきなので、さまざまな体型の人が好みのフィット感で使用可能。何かに引っかかっても安全フックが外れて首が締まるのを回避できる設計になっており、子どもが使用しても安心だ。
UMO KOBO×nishikawa 生毛工房×西川 クールタオル オリジナルボトルケース入
生毛工房×西川 クールタオルは、濡らすことで冷感機能が得られるタオル。濡らして絞って振るだけで冷たくなり、ぬるくなっても同じことを繰り返すことで再び冷やせる。付属のボトルに水を入れておけば、いつでもどこでも冷たさを復活可能。抗菌加工が施されているため、濡らして使っても細菌が増殖しにくい仕様だ。
ユニット マジクール EX
ユニットのマジクール EXは、水を含ませるだけで20時間もの間冷たさを保てるネッククーラー。気化熱を利用して冷却する方式で、長時間使えるため、屋外で長く活動する人におすすめだ。固定には面ファスナーを利用しており、簡単に着脱可能。先端が開かないため、現場や工場でも何かに巻き込まれることなく、安心して使用できる。
ファンで冷やすネッククーラー
続いて、ファンで冷やすタイプのおすすめネッククーラーを紹介しよう。
CIO CIO-FAN-NC
CIOのCIO-FAN-NCは小型サイズの首掛け型ネッククーラー。髪の毛を巻き込みにくい設計を採用し、ロングヘアーの人でも使える。ファン内蔵部は180度の角度調節機能が搭載されており、風を当てたい場所に確実に風を届けることが可能。おしゃれなパステルカラーで屋外でも使いやすい。
SANBASH ネックファン
SABASHIのネックファンは、折りたたむことで小さく収納できるネッククーラー。付属のケースに入れればカバンなどにしまいやすく、薄型なのでそのままポケットに入れて持ち歩くこともできる。風速は弱・中・強に加え、リズム風と呼ばれる風速を約5秒間隔で自動切り替えするモードも搭載。静音性が高く、オフィスや図書館でも騒音を気にせずに利用可能だ。
ペルチェ素子で冷やすネッククーラー
最後に比較的新しいタイプの、ペルチェ素子と呼ばれる半導体素子を使ったネッククーラーをご紹介しよう。
ソニー REON POCKET 3
ソニーのREON POCKET 3はワイシャツの下につけられるネッククーラー。ビジネスシーンでもつけたまま活動できるため、外回りが多い人におすすめだ。従来モデルに比べ駆動時間が最大2倍になり、最大4.5時間利用可能。冷やすだけなく温めることもできるため、一年中活用できる。
サンコー ネッククーラーSlim
サンコーのネッククーラーSlimは、つけることで体感温度が17度下がるというネッククーラー。毎年改良を重ねており、今年はよりスリムかつコンパクトになった。電源は本体につけるタイプの専用バッテリーと、USBケーブルで接続するモバイルバッテリーの2Way。専用バッテリーなら手軽に、モバイルバッテリーなら長時間利用できる。暑がりな人はより強力に冷やすネッククーラーPRO4もチェックしてほしい。
LaFuture W冷却ファン付ネッククーラー
LaFutureのネッククーラーは、ペルチェ素子とファンを組み合わせたタイプ。ペルチェ素子で首もとを、ファンで後頭部を冷やすことでそれぞれの単体よりも強力に冷却することができる。ペルチェ素子とファンは個別に制御できるため、暑さやバッテリー残量に合わせてON/OFFや強さの変更が可能。使わないときは折りたたむことでカバンなどに入れて持ち運ぶことができる。
首もとを冷やして熱中症を予防しよう
熱中症になると命の危険があるほか、後遺症が出る可能性もあるため、暑い日にはしっかりと冷やし、水分などをしっかり補給することが大切だ。厚生労働省は熱中症を疑われる人に対して、首回りなどを冷やすことを推奨しており 、ネッククーラーは熱中症対策に有効といえる。この記事で紹介したようにさまざまな形態の製品があるので、自分の用途に合ったものを選んでほしい。(ライター・ハウザー)