5月23日からコンビニで先行発売され、SNSなどで大きな話題を呼んでいるハッピーターン味焼そばとカレーせん味焼そば。マルちゃんと亀田製菓のコラボ商品で、精巧な再現度が騒がれている。そこで今回はこの2商品をいただき、さらに本家となるスナックとの食べ比べを敢行。その結果をレポートしよう。
並べるとかなりカラフルな焼そばとスナック。気になる味の再現度は?
東洋水産「マルちゃん ハッピーターン味焼そば」213円
粉末の調味料がハッピーターンの魔法の粉っぽい
まずいただいたのは「ハッピーターン味焼そば」。パッケージはコンビニやスーパーでよく見かける元祖スナックそのものだ。フタを開けてみるとハッピーターンがかけら程度は入っているかと思いきや、粉末調味料と天カスのような具材のみ。これで本当にあのハッピーターンを再現できるのか?と、若干不安な気持ちに。しかし出来上がった麺に粉末の調味料をかけた瞬間、そんな不安は一気に吹っ飛んだ。ハッピーターンと同じ香りがするパウダーが大量にオンされたのだ。これは期待が膨らみます!
出来上がった様子は、普通のインスタント焼そばと変わらない
ということで、おじさんなのに胸をドキドキさせながらひとくち食べると、あー、これハッピーターンやーん!ハッピーパウダーの「あの美味い粉」としか形容できない科学の味が大爆発! ちょっとしょっぱいが、なかなか美味いし再現度も高い気がする。ただ食べ続けると、最初のハッピーターン感は徐々に薄まり、塩味がどんどん強調されていく。やがて、うー、なかなかしょっぱいかも、とダメージを受け始めた。
では実際のハッピーターンと食べ比べてみよう
次はハッピーターンを砕いて焼そばにオン!
ここで本家のハッピーターンの登場。個包装から取り出してバリっといただいて見ると、衝撃!こっちの方がもっとしょっぱいんかーい!しかもなんとなくのレベルではなく、しっかりとしょっぱい。この焼そばの味を研究した人、どこまで近づけるのか悩んだだろうな、と開発者の苦悩まで想像した。次は、ハッピーターンひとつをバリバリ砕いて、焼そばにオン!食べてみると、当たりまえだけどもっと塩気が増して、これはダメダメ!ということで総評はこちら。
再現度 ★★★★
味の個性 ★★★★
また食べたい度 ★★
味の再現はなかなかだし、他では見られない味わいなので、再現度と味の個性は高得点をマーク。しかしまた食べたいかと問われると、血圧の高さが若干心配な世代としては悩むところだ。
東洋水産「亀田のカレーせん味焼そば」198円
こちらの粉末は当然ながらカレー色をしている
次にいただいたのは、カレーせん味焼そば。本家は筆者よりさらに上の世代から愛されてきたロングセラースナックだ。フタを開けると粉末調味料とハッピーターン味同様の具材、そして液体の調味料も入っていた。麺が出来上がりまず粉末をかけてみると、おー!ほぼカレー粉が山盛り。これもなかなかパンチのある味わいが予想される。
感染した焼そばからカレーの香りが漂い、食欲が高まる
具材と液体の調味料も入れて完成。ひとくちいただいてみると、んー!こんな味こんな味!ただのカレーじゃなくて、良くいうとアジアンテイスト、悪くいうと苦味が入った、ちょっと大人の味わい。数年前にハマった亀田のカレーせんを思い出す。ハッピーターン味焼そば同様、しょっぱさも感じるけど、カレー味が強いのでそんなに気にならない。これもなかなか美味いし、かなりの再現度なのでは?
こちらも本家のスナック「亀田のカレーせん」と食べ比べ
やはり、カレーせんも細かく砕いてトッピング
ということで本家のスナックをバリバリ食べると……えー!こっちは本家の方が薄味なのねー!カレーの風味はもちろんするが、ソフトせんべいが味わいをマイルドにしている。昔から食べている優しい味を思い出しノスタルジーにひたりながら、また焼きそばを食べてみると、だから濃いって!とツッコミたくなるほどだ。こちらもせんべいを粉々に砕きオンして食べてみたが、味が強いものにやさしい同じ味をプラスしているわけだから、存在感ゼロ。やる意味なかった。ということで総評はこちら。
再現度 ★★★
味の個性 ★★★
また食べたい度 ★★★
再現度は悪くもないが良くもない感じで、味の個性も、基本的にはカレー味なんだからまあまあ普通。また食べたい度も、まあ、食べろと言われたら食べるし、別のマルちゃん商品でもいいならそっちをいただくかも。と、パンチのある味わいにしては平坦な結果となってしまった。
さて、今回いただいたスナック再現シリーズ。焼そばだけを食べると、お!かなり近い!と興奮できるレベルなだけに、本家との食べ比べは完全にやぶ蛇。またも反省してため息をつく、梅雨の晴れ間の休日であった。(エフェクト・山葉のぶゆき)
※記事中の価格は購入時もの

焼そば開発者の苦悩もうかがえる、おてんば2商品


まずいただいたのは「ハッピーターン味焼そば」。パッケージはコンビニやスーパーでよく見かける元祖スナックそのものだ。フタを開けてみるとハッピーターンがかけら程度は入っているかと思いきや、粉末調味料と天カスのような具材のみ。これで本当にあのハッピーターンを再現できるのか?と、若干不安な気持ちに。しかし出来上がった麺に粉末の調味料をかけた瞬間、そんな不安は一気に吹っ飛んだ。ハッピーターンと同じ香りがするパウダーが大量にオンされたのだ。これは期待が膨らみます!

ということで、おじさんなのに胸をドキドキさせながらひとくち食べると、あー、これハッピーターンやーん!ハッピーパウダーの「あの美味い粉」としか形容できない科学の味が大爆発! ちょっとしょっぱいが、なかなか美味いし再現度も高い気がする。ただ食べ続けると、最初のハッピーターン感は徐々に薄まり、塩味がどんどん強調されていく。やがて、うー、なかなかしょっぱいかも、とダメージを受け始めた。


ここで本家のハッピーターンの登場。個包装から取り出してバリっといただいて見ると、衝撃!こっちの方がもっとしょっぱいんかーい!しかもなんとなくのレベルではなく、しっかりとしょっぱい。この焼そばの味を研究した人、どこまで近づけるのか悩んだだろうな、と開発者の苦悩まで想像した。次は、ハッピーターンひとつをバリバリ砕いて、焼そばにオン!食べてみると、当たりまえだけどもっと塩気が増して、これはダメダメ!ということで総評はこちら。
再現度 ★★★★
味の個性 ★★★★
また食べたい度 ★★
味の再現はなかなかだし、他では見られない味わいなので、再現度と味の個性は高得点をマーク。しかしまた食べたいかと問われると、血圧の高さが若干心配な世代としては悩むところだ。


次にいただいたのは、カレーせん味焼そば。本家は筆者よりさらに上の世代から愛されてきたロングセラースナックだ。フタを開けると粉末調味料とハッピーターン味同様の具材、そして液体の調味料も入っていた。麺が出来上がりまず粉末をかけてみると、おー!ほぼカレー粉が山盛り。これもなかなかパンチのある味わいが予想される。

具材と液体の調味料も入れて完成。ひとくちいただいてみると、んー!こんな味こんな味!ただのカレーじゃなくて、良くいうとアジアンテイスト、悪くいうと苦味が入った、ちょっと大人の味わい。数年前にハマった亀田のカレーせんを思い出す。ハッピーターン味焼そば同様、しょっぱさも感じるけど、カレー味が強いのでそんなに気にならない。これもなかなか美味いし、かなりの再現度なのでは?


ということで本家のスナックをバリバリ食べると……えー!こっちは本家の方が薄味なのねー!カレーの風味はもちろんするが、ソフトせんべいが味わいをマイルドにしている。昔から食べている優しい味を思い出しノスタルジーにひたりながら、また焼きそばを食べてみると、だから濃いって!とツッコミたくなるほどだ。こちらもせんべいを粉々に砕きオンして食べてみたが、味が強いものにやさしい同じ味をプラスしているわけだから、存在感ゼロ。やる意味なかった。ということで総評はこちら。
再現度 ★★★
味の個性 ★★★
また食べたい度 ★★★
再現度は悪くもないが良くもない感じで、味の個性も、基本的にはカレー味なんだからまあまあ普通。また食べたい度も、まあ、食べろと言われたら食べるし、別のマルちゃん商品でもいいならそっちをいただくかも。と、パンチのある味わいにしては平坦な結果となってしまった。
さて、今回いただいたスナック再現シリーズ。焼そばだけを食べると、お!かなり近い!と興奮できるレベルなだけに、本家との食べ比べは完全にやぶ蛇。またも反省してため息をつく、梅雨の晴れ間の休日であった。(エフェクト・山葉のぶゆき)
※記事中の価格は購入時もの