PCに最初から入っているソフトだけを使って仕事をしていないだろうか。自らスマホにアプリを入れて使うのと同様に、PCもソフトを入れることで使い勝手の向上や機能拡張など、進化させることができる。仕事にあったソフトを入れることで業務効率アップを狙いたい。
なお、企業によってはセキュリティに関する規則により、業務用のPCにソフトを自由に入れられないこともある。ソフトをインストールする前に必ず規則を確認してほしい。(ライター・ハウザー)
仕事に役立つソフト7選
それでは仕事に役立つおすすめのソフトを7つご紹介しよう。1. 定型文や過去履歴のコピペで省力化!「Clibor」
一般的に標準状態のパソコンでペーストできるテキストは直前にコピーした1つだけだが、Clipborを使うとこれを最大1万件に増やせる。ペーストしたいものが複数あることはよくあるので、コピーする手間を省けるだろう。さらに、Cliborには良く使うテキストを定型文として登録する機能がある。たとえばメールの署名など、頻繁に使うテキストを登録しておくと便利だ。2. スマホやタブレットを2台目のモニターに!「Duet Display」
Duet DisplayはスマホやタブレットをPCのサブモニターとして使用できるソフト。iPhone/iPadに加えAndroidにも対応しているので、多くの端末で利用可能だ。オフィスや自宅でもう少し表示領域を増やしたいときに活用できるのはもちろん、外出先でスマホをサブモニターとして手軽に利用できるのがうれしい。3. 領域を指定してスクリーンキャプチャ!「Snippingtool」
Snippingtoolは画面内の任意の領域を指定してキャプチャできるソフト。Windowsに標準でインストールされているソフトなのだが、便利なので紹介したい。領域の指定は四角形、ウィンドウ、自由指定から選べ、キャプチャした画像に対してコメントもつけられる。キャプチャのタイミングを遅らせることもできるため、操作中の画面をキャプチャすることも可能だ。4. メリハリをつけた仕事やタスク管理を実現!「Focus To-Do」
Focus To-Doは「ポモドーロテクニック」と呼ばれる、25分働いて5分休むというサイクルを管理するためのソフト。メリハリがつき、集中力を上げる効果が期待できる。Focus To-Doは単なるタイマーではない。タスクを作成してタスクごとのタイマーを実行することで、それぞれにかけた時間も管理できる。期日を設定することもできるため、タスク管理にも利用可能だ。5. エクスプローラーにタブ機能を付加!「QTTabBar」
ファイルの移動やコピーをおこなう際は複数のエクスプローラーを開くと便利だが、画面が占有されるという問題がある。「QTTabBar」はWebブラウザのようなタブ機能をエクスプローラーに付加するソフトだ。タブを使えば一つのウィンドウで複数のフォルダを開ける上、デスクトップ画面の有効活用につながるだろう。6. 手書きを含めさまざまなメモを管理!「OneNote」
PC上でメモを管理したいならMicrosoftのOneNoteの利用をおすすめしたい。メモをカテゴリで分けたり、音声や動画、ファイルなどを添付したり、複数の人と共有して共同編集したりとさまざまな使い方が可能だ。OneNoteはMicrosoft Officeの一部でありながら、Microsoftアカウントを作れば無料で利用できる。気軽に試してみてほしい。7. オリジナルショートカットを作成!「AutoHotKey」
キーボードショートカットを使うとPCを効率的に使えるが、必ずしも自分が良く使う操作がショートカットとして用意されているとは限らない。AutoHotKeyを使えばオリジナルのショートカットを作成しての利用が可能だ。AutoHotKeyは非常に高機能なソフトであり、条件分岐やループなどを使って複雑な操作もできる。自分でショートカットを作れなくても、ネット上にさまざまな例が公開されているため、それらを利用するだけで十分便利だ。PCを生かすも殺すもソフト次第
この記事で紹介した以外にもPCにはさまざまなソフトがあり、自分に合ったものを使えば業務効率を上げることができる。PCを標準状態で使っているという人は、この記事で紹介したソフトを1つでも入れてみてほしい。使いやすくなることが実感できるだろう。なお、企業によってはセキュリティに関する規則により、業務用のPCにソフトを自由に入れられないこともある。ソフトをインストールする前に必ず規則を確認してほしい。(ライター・ハウザー)