シェアリングサービス「LUUP（ループ）」を展開するLuupは、電動キックボードの安全講習会を5月14日に横浜・ドックヤードガーデンで開催する。
 


　電動キックボードは、手軽に密を避けて移動できるモビリティである一方、日本では交通ルールが不明瞭ななかで普及が進み、違法車両や違反走行などが社会問題化している。こうした状態に対処するため、適切なルール整備のための実証実験が政府によって行われ、Luupもその実験に参加してきた。

　4月19日には、電動キックボードなどの車両区分を新しく定める道路交通法の改正案が衆議院で可決された。しかし、改正法が施行されるまでは現行法に則って乗車する必要があり、LUUPのような特例を受けている電動キックボードとそれ以外の車両に関しては、適用される法律が異なる。

　また、現在、LUUPの電動キックボードの交通ルールを守らずに走行している利用者が散見されている。加えて、違反走行を行った利用者が警察の取締り対象となり罰則が発生する例も起きている。重大な違反が確認された場合、Luupでもアカウント凍結などの対応をとっている。

　そのなかで、Luupでは4月25日に「交通安全講習会」と「ポートでの乗り方ガイダンス」を展開エリア各地で連続開催することを発表。今回の安全講習会は、その取り組みの一環となる。

　当日は、東京海上ホールディングスと神奈川県警察本部の協力を得て、電動キックボードの正しい交通ルールのレクチャーや安全な走行方法を伝え、実際に試乗できる講習会を行う。開催時間は13時から16時まで。参加費は無料。参加特典として、LUUPのアプリで使用できるライド無料クーポンを配布する予定。

　同社では今後も、違反行為撲滅に向けて安全運転の啓発活動を継続していく。