GWだけど、まだまだコロナも心配、時間がない、お金がない、友達がいない…などさまざまな理由で残念ながら旅行に行けない人も多いだろう。そこで今回は、そんな方々でも自宅にいながら旅行気分が満喫できる、北海道のご当地袋麺をご紹介。人気の3品を食べ比べつつ、その魅力をお届けしよう。
まずは、北海道を中心に人気を博し全国に出店する山岡家の「特製味噌」。袋には「濃厚とんこつスープと太麺」と記されているが、乾麺の段階ではそれほど太くは感じない。もしやここから太くなるのか?…と期待を込めて作っていこう。
750ccのお湯を入れて5分。麺がほぐれたら小袋の調味料を入れてかき混ぜ、一煮立ちさせれば完成。味噌スープが入った小袋がずっしりと重く、濃厚な味を想像させられる。麺も太麺ほどではないが、少し膨らんだ。
ではさっそくスープから、ズズズイっといただきます。んーー!コクのある味噌の風味が口いっぱいに広がる。お次は、中細麺と中太麺の間くらいの麺を勢いよくズバババ。ふむふむ、濃厚で塩みの強い赤味噌がストレート麺に絡まってかなり美味い!ごまがたくさん入っていて、そのプチプチ感も楽しいです。
だけど袋に記されたとんこつ感はほとんど感じない。さらに袋には「濃厚な白味噌を使用した」なる記述も。赤味噌ではなく白味噌。中細麺ではなく太麺。そしてとんこつ感は感じないけどとんこつ。と、筆者の常識がガラガラと崩れそうになるけど、まあ、美味いものは美味い!
こちらにトッピングするなら、定番のたっぷりバターとコーンがおすすめ。濃厚味噌にさらにコクがプラスされてやみつきになりそうだ。
お次は北るもい漁協が販売する「えび出汁ラーメン味噌」。甘えびの出汁がきいているとのことで、こちらも北海道ならではの味に期待が膨らむ。
600ccのお湯に麺を入れて5分したら完成。乾麺の段階からストレートの細麺であることがわかり、あっさり美味そうだ。麺が茹で上がったら、小袋の味噌だれと、甘えび旨味油なる名前だけで美味そうなオイルをイン。ほんのりとえびの香りがキッチンに漂う。
できあがったら器に移して、やはりスープからいただきましょう。ほうほう、えびのいい風味が鼻を抜けて、うん、これもなかなかナイスですよ。そして麺をすすると筆者好みの細麺でズルズル美味い。しかし、ごくごくズルズルしているうちに、えびの風味も細麺も上品すぎるのか魅力が薄まってくる。
ここが具材なしていただく袋麺の難しいところで、よほどパンチが効いていないとちょっと飽きちゃう。最初の一口をいただいたあの頃に戻りたい…なんて甘酸っぱい思い出に浸っているうちに完食。わがままをいうと、もう少し味噌味もえびの風味も深みが欲しかった!
ということで、トッピングするなら海の香りをプラスする岩のりか、より上品な風味に整える高級オリーブオイル。またはパンチを与えるために穂先メンマのラー油漬けなどもよさそう。
最後にいただいたのは、全国にファンが多い大人気店すみれの味噌ラーメン。今回購入した中ではもっとも高額なだけあり、パッケージの質感や分厚さにも高級感が漂う。麺は黄色がかったちぢれ麺で、調味料の小袋とメンマもついている。
こちらの茹で時間は7分と長め。カップラーメンなら2つ作ってさらに1分のお釣りが来るタイム、とか変なことを考えながら、そして柔らかくなりすぎることを若干心配しながら、節操なく箸で突いたり麺をグルグル回したりして時間を潰す。そして7分!火を止めて小袋をあけると、味噌やらラードやら美味しそうなものが詰まった塊がボテッと登場。スープにしっかりと混ぜるために箸の回転をアップさせる。
スープをズズイとすすってみると、うおおおー、まろやかにして濃厚。味噌の風味と動物性の旨みが濃縮された、秘伝の味が流れ込んでくる。柔らかくなることを心配していた麺は……ちょうどいい硬さで超美味い!心配していたことなど忘れ、さすがだね、なんて一人でカッコつける始末。
ちぢれ麺にしっかりとスープが絡んで、いつまでも美味しくいただけるのも好印象だ。さらにメンマの歯応えが充実感を与えてくれる。これ本店に行く必要なくなるやつやん!と、またまた余計な心配をしてしまうほどのクオリティの高さだった。
さて、今回は北海道旅行に行った気分になれる注目の味噌ラーメン3品を紹介したが、ご当地袋麺は全国でまだまだ販売されている。これを機に日本中のラーメンを食べ尽くしたい、が塩分や糖質も気になるし……と揺れる想いをカラダ中に感じる春のひとときだった。(エフェクト・山葉のぶゆき)
※記事中の価格は購入時もの
濃厚味噌でがっつり美味い実力派
まずは、北海道を中心に人気を博し全国に出店する山岡家の「特製味噌」。袋には「濃厚とんこつスープと太麺」と記されているが、乾麺の段階ではそれほど太くは感じない。もしやここから太くなるのか?…と期待を込めて作っていこう。
750ccのお湯を入れて5分。麺がほぐれたら小袋の調味料を入れてかき混ぜ、一煮立ちさせれば完成。味噌スープが入った小袋がずっしりと重く、濃厚な味を想像させられる。麺も太麺ほどではないが、少し膨らんだ。
ではさっそくスープから、ズズズイっといただきます。んーー!コクのある味噌の風味が口いっぱいに広がる。お次は、中細麺と中太麺の間くらいの麺を勢いよくズバババ。ふむふむ、濃厚で塩みの強い赤味噌がストレート麺に絡まってかなり美味い!ごまがたくさん入っていて、そのプチプチ感も楽しいです。
だけど袋に記されたとんこつ感はほとんど感じない。さらに袋には「濃厚な白味噌を使用した」なる記述も。赤味噌ではなく白味噌。中細麺ではなく太麺。そしてとんこつ感は感じないけどとんこつ。と、筆者の常識がガラガラと崩れそうになるけど、まあ、美味いものは美味い!
こちらにトッピングするなら、定番のたっぷりバターとコーンがおすすめ。濃厚味噌にさらにコクがプラスされてやみつきになりそうだ。
えび出汁に特化した漁業組合発味噌ラーメン
お次は北るもい漁協が販売する「えび出汁ラーメン味噌」。甘えびの出汁がきいているとのことで、こちらも北海道ならではの味に期待が膨らむ。
600ccのお湯に麺を入れて5分したら完成。乾麺の段階からストレートの細麺であることがわかり、あっさり美味そうだ。麺が茹で上がったら、小袋の味噌だれと、甘えび旨味油なる名前だけで美味そうなオイルをイン。ほんのりとえびの香りがキッチンに漂う。
できあがったら器に移して、やはりスープからいただきましょう。ほうほう、えびのいい風味が鼻を抜けて、うん、これもなかなかナイスですよ。そして麺をすすると筆者好みの細麺でズルズル美味い。しかし、ごくごくズルズルしているうちに、えびの風味も細麺も上品すぎるのか魅力が薄まってくる。
ここが具材なしていただく袋麺の難しいところで、よほどパンチが効いていないとちょっと飽きちゃう。最初の一口をいただいたあの頃に戻りたい…なんて甘酸っぱい思い出に浸っているうちに完食。わがままをいうと、もう少し味噌味もえびの風味も深みが欲しかった!
ということで、トッピングするなら海の香りをプラスする岩のりか、より上品な風味に整える高級オリーブオイル。またはパンチを与えるために穂先メンマのラー油漬けなどもよさそう。
名店の風格が凝縮されたハイクオリティな一品
最後にいただいたのは、全国にファンが多い大人気店すみれの味噌ラーメン。今回購入した中ではもっとも高額なだけあり、パッケージの質感や分厚さにも高級感が漂う。麺は黄色がかったちぢれ麺で、調味料の小袋とメンマもついている。
こちらの茹で時間は7分と長め。カップラーメンなら2つ作ってさらに1分のお釣りが来るタイム、とか変なことを考えながら、そして柔らかくなりすぎることを若干心配しながら、節操なく箸で突いたり麺をグルグル回したりして時間を潰す。そして7分!火を止めて小袋をあけると、味噌やらラードやら美味しそうなものが詰まった塊がボテッと登場。スープにしっかりと混ぜるために箸の回転をアップさせる。
スープをズズイとすすってみると、うおおおー、まろやかにして濃厚。味噌の風味と動物性の旨みが濃縮された、秘伝の味が流れ込んでくる。柔らかくなることを心配していた麺は……ちょうどいい硬さで超美味い!心配していたことなど忘れ、さすがだね、なんて一人でカッコつける始末。
ちぢれ麺にしっかりとスープが絡んで、いつまでも美味しくいただけるのも好印象だ。さらにメンマの歯応えが充実感を与えてくれる。これ本店に行く必要なくなるやつやん!と、またまた余計な心配をしてしまうほどのクオリティの高さだった。
さて、今回は北海道旅行に行った気分になれる注目の味噌ラーメン3品を紹介したが、ご当地袋麺は全国でまだまだ販売されている。これを機に日本中のラーメンを食べ尽くしたい、が塩分や糖質も気になるし……と揺れる想いをカラダ中に感じる春のひとときだった。(エフェクト・山葉のぶゆき)
※記事中の価格は購入時もの