【記者のひとこと】組織論にもオープンソース
レッドハットは4月12日、今年度の戦略説明会を開催しました。そこで語られた、主力製品「OpenShift」のさらなる拡販策やパートナー戦略については記事をご覧いただくとして、同社の岡玄樹社長が経営戦略の一つとして掲げたのが、オープンソース技術を活用してビジネスを展開する企業として、「オープンソースコミュニティの考え方を、組織論・経営論でいかに活用するか」です。
オープンソースの文化を企業経営に適用できる部分として、岡社長は2点を挙げました。一つは、議論の過程で「誰が何を言ったか」に関して、「誰が」ではなく「何を」を重視したいということ。偉い人や先輩社員の意見も、新人や他部署の意見も、発言の重みとしてはフラットであり、優れたアイデアは誰が言ったものかに関わらず採り上げていくことが大事としています。
もう一つは、「まずアクションを起こしてみて、間違えていたら軌道修正する」文化の醸成です。オープンソースの場合、必ずしも完成されたものを提供するのではなく、未完成であってもコミュニティの力で作り上げ、より良いものにしていくことも多いといいます。このような考え方を、仕事を進める上でのベースとして根付かせたいと岡社長は強調。オープンソースのカルチャーは、日本企業が苦手としてきたところの克服にも応用できそうです。(日高 彰)
【記事はこちら】
レッドハット OpenShift関連製品を値下げ 新たな最上位パートナーレベルも発表
オープンソースの文化を企業経営に適用できる部分として、岡社長は2点を挙げました。一つは、議論の過程で「誰が何を言ったか」に関して、「誰が」ではなく「何を」を重視したいということ。偉い人や先輩社員の意見も、新人や他部署の意見も、発言の重みとしてはフラットであり、優れたアイデアは誰が言ったものかに関わらず採り上げていくことが大事としています。
もう一つは、「まずアクションを起こしてみて、間違えていたら軌道修正する」文化の醸成です。オープンソースの場合、必ずしも完成されたものを提供するのではなく、未完成であってもコミュニティの力で作り上げ、より良いものにしていくことも多いといいます。このような考え方を、仕事を進める上でのベースとして根付かせたいと岡社長は強調。オープンソースのカルチャーは、日本企業が苦手としてきたところの克服にも応用できそうです。(日高 彰)
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