NTT都市開発を代表法人とし、エディオン、広島電鉄、RCC文化センター、中国新聞社から構成されるグループは、広島市が実施した「中央公園広場エリア等整備・管理運営事業」に関する事業者公募で、公募設置等計画の認定を受けたことを発表した。今後は実施法人であるNTTアーバンバリューサポート、NTTファシリティーズ、大成建設、日本工営、UIDとともに、4月から基本設計に着手し事業を推進していく。


　広島市中央公園は、都心に位置する都市公園であり、中央公園ファミリープール、広島グリーンアリーナ、ひろしま美術館、広島城など様々な集客施設が集積しており、都心のなかで、川辺や緑が揃う広島のアウトドアを楽しめる場所として、日頃から市民に親しまれている。
 
　今回の事業では、中央公園の一角に位置する中央公園広場に建設されるサッカースタジアムと一体的かつ効果的に、賑わいを充実させることを目的に、東西に分かれる広場エリアと基町環境護岸を対象として、広場と商業施設を整備し、広島のアウトドアライフの代表スポットになるよう計画する。

　街なかに生まれるサッカースタジアムにより、スポーツの中心地としての役割が生まれる特徴を生かし、広島市内のみならず広島県内、県外から多様な人々が訪れ、新たな賑わいと憩いのスタジアムパークとなることを目指す。

　開発コンセプトは「ACTIVE COMMUNITY PARK」。多様な「ACTIVE（活動）」を作り出すことで人を誘引し、新たな「COMMUNITY」を形成することで人の滞在を促す、日常的な賑わいと憩いのシーンを生む未来志向のスタジアムパークとしていく考え。

　このコンセプトを実現するために、（1）ニューパークライフ、（2）スポーツ＆ウェルネス、（3）広島カルチャーの三つのポイントを軸とする。

　「ニューパークライフ」では、都心の利便性と水と緑の自然が残る貴重な環境のなか、芝生広場を活用した広島の新たな生活スタイルを提案する。「スポーツ＆ウェルネス」では、スタジアムとの相互連携や回遊性促進によって、広島のスポーツ振興や市民の日常的なスポーツと健康増進の場を提供する。「広島カルチャー」では、歴史・食・アートなど、広島の豊かな文化的資産により、県内外を訪れるきっかけになる魅力発信・誘客を促進していく。