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JALが国内線運賃を大幅見直し! お得な「特典航空券PLUS」も導入

販売戦略

2022/02/14 17:00

 JALグループは、4月12日搭乗分から国内線運賃を全面的にリニューアルし、5月17日から販売を開始する。

「フレックス」、「セイバー」、「スペシャルセイバー」へ統合

 今回のリニューアルでは、現在の「大人普通運賃」、「特便」、「先得」など9種類の運賃を廃止し、「フレックス」、「セイバー」、「スペシャルセイバー」へ統合することで、シンプルでわかりやすい運賃へ変更するとともに、クラスJ/ファーストクラス運賃の設定方法を変更する。

 これまで、クラスJ/ファーストクラス運賃は普通席運賃を基準に全路線共通で一定額を加算して設定していたが、今後は普通席運賃を基準とするのではなく、クラスJ/ファーストクラス運賃をそれぞれ個別に設定する。これにともない、クラスJ/ファーストクラス運賃と普通席運賃の価格差は全路線共通の一定額ではなく、路線ごとに距離などに応じて異なるようになる。

 また、往復や乗継など様々な場面でおトクになる新しい運賃や混雑状況に応じてマイル数が変動する「特典航空券PLUS」も導入し、これまで以上にわかりやすく、おトクで、使いやすい運賃を提供する。

 おトクな運賃として、往復割引の対象運賃を拡大した「往復セイバー」を導入する。これまでの往復割引は、往復で「大人普通運賃」を利用する際にのみ適用されていた。今後は、往路と復路で「フレックス」、「セイバー」、「スペシャルセイバー」のどの運賃の組み合わせでも往復割引を適用する。

 小児・障がい者・介護帰省割引の対象運賃も拡大する。これまでの小児・障がい者・介護帰省割引は、「大人普通運賃」に対する割引として運賃を設定していた。今後は「フレックス」だけではなく、「セイバー」、「スペシャルセイバー」、「往復セイバー」にも適用を拡大。小児割引は対象運賃から25%割引、障がい者割引は対象運賃から20%割引、介護帰省割引は対象運賃から10%割引となる。
 
乗継運賃の設定イメージ

 複数の便を乗り継いで利用する場合、出発地から最終目的地までを通しで購入すれば便ごとに購入するよりもおトクになる乗継運賃(「フレックス」、「セイバー」、「スペシャルセイバー」など)を設定する。なお、この運賃は「往復セイバー」と、小児・障がい者・介護帰省割引と組み合わせて利用できる。
 
運賃額変動イメージ(左)と「特典航空券PLUS」の設定イメージ

 さらに、国際線に導入済の「特典航空券PLUS」を国内線にも導入する。現在は「特典航空券」または「いつでも特典航空券」の2種類のマイル数設定となっているが、新しい「特典航空券PLUS」では、混雑状況に応じてマイル数が細かく変動し、さらに使いやすくなる。
 
新運賃への移行スケジュール