“打ちにくい”ノートPCから脱却! 自分に合ったキーボードで仕事効率アップへ
仕事ではキーボードで文字を入力する機会が多いが、テレワーク導入時に支給されたノートPCをそのまま使ってはいないだろうか。ノートPCは、コストやコンパクトさを重視したものが多く、自身のスタイルに合ったキーボードが搭載されているとは限らない。仕事の効率を求めるなら、外付けキーボードの導入も選択肢に入れよう。どのような外部キーボードを選べばテレワークの効率を向上できるのか。本稿では三つのポイントを解説する。
人間工学設計なら疲れを軽減可能
キーボードといえば平らで、キーが整然と並んでいるものを想像しがちだが、実はこのようなキーボードは打つ際の手への負担が大きい。より自然な体勢でキーを打てる、人間の身体の作りにあわせて設計されたキーボードなら負担を減らし、疲れを軽減することができる。疲れが減れば仕事を進めるスピードが上がり、結果的に効率を改善することが可能だ。ワイヤレスで机をすっきり
外部キーボードを導入するなら、ワイヤレスタイプのものを選びたい。有線は接続が安定する性というメリットがあるが、体の真正面に置くキーボードから配線が出ていると作業スペースを占有し、見た目もごちゃごちゃしてしまう。散らかった机の上で仕事をすると集中力が低下する ことも危惧されるので、すっきりとした空間で集中力を高めよう。音が静かなものなら家族への迷惑も軽減
キーボードをたたく音は、周りの人からするとうるさいもの。同居家族がいる自宅でテレワークしたり、大勢の人がいるカフェなどで仕事をする場合は、静音性の高いものがおすすめだ。周りへのストレスは結果的に自分へと返ってくるもの。自分も周りも快適な状態でテレワークできるようにしたい。テレワークにおすすめのキーボード5選
これらの選び方のポイントを踏まえ、おすすめの外部キーボード5選を紹介しよう。logicool ERGO K860
logicoolのERGO K860はその独特の見た目が特徴的。人間工学に基づいて設計されており、肩こりの原因となる僧帽筋上部の筋肉活動を21%低下させることが証明されているという。また、一体となっているリストレストは手首の曲げを25%軽減するとされ、腱鞘炎につながる負担も抑えてくれる。大型なのが難点だが、設置スペースがあるならぜひ導入したい。Microsoft Sculpt Ergonomic Keyboard
こちらも人間工学に基づいたキーボードだが、設置スペースに配慮されているのが特徴。テンキーが分離式になっており、不要であれば占有面積を抑えられる。キーボードの中央部がえぐれているのは、デザインのポイントになっているのと同時に、軽量化にも寄与。出し入れが楽になり、仕事のときだけ取り出すという使い方に適している。東プレ REALFORCE TKL / R2TL-JPV-IV
静電容量無接点方式を採用しており、非常に耐久性が高いのが特徴のキーボード。静電容量無接点方式はATMのキーなど、酷使されるところに使われている方式であり、長寿命が期待できる。また、人差し指など力の強い指で押すキーは重めに、小指など力の弱い指で押すキーは軽めに設定されている変荷重方式のため、疲れづらさとしっかりとした打ち心地を両立しているのも魅力的だ。Lenovo ThinkPad トラックポイント キーボード II
ThinkPadといえばIBMの時代からキーボードにこだわりのあるノートPCとして知られているが、そのキーボード部分を取り出したのがLenovo ThinkPad トラックポイント キーボード IIだ。薄くて軽いので、外出先への持ち運びにも対応できる。特徴はトラックポイントが搭載されているところ。キーボードのホームポジションに指を置いたままカーソルの操作が可能。マウスを使うために腕を移動させる必要が無く、疲れを軽減することができる。logicool K295
logicoolのK295は静音性にこだわったキーボード。タイピング音を90%軽減しているとされ、周りへの迷惑が少ないのと同時に、自分自身にとっても気が散らずに仕事に集中できることだろう。静かなキーボードのなかには打ち心地が悪いものもあるが、独自技術によりタイピングの感触を維持。耐水設計となっているので、飲み物をこぼしても安心だ。よく使うキーボードだからこそ良いものを
仕事において文字入力は欠かせないものであり、そのための道具であるキーボードの使用頻度は高い。よく使うものを良いものにすれば仕事の効率も改善されるだろう。ノートPC内蔵のものや、デスクトップPCに付属している“自分に合わないキーボード”から脱却し、こだわりのキーボードを使ってほしい。(ライター・ハウザー)※Amazonのアソシエイトとして、BCN+Rは適格販売により収入を得ています。