【記者のひとこと】自ら古い価値観を拭い去る大切さ
NTTの澤田純社長の“単身赴任や転勤を段階的になくす”との趣旨の発言が、今年話題になりました。2年近いリモートワークの経験から「物理的に勤務先を変える意味が薄れてきている」といった方が、より正確なところなのかもしれません。少なくともオフィスワーカーは、すでに時間や場所の制約を受けなくても働ける環境が整っています。
複合機ベンダーやコンピュータメーカー、メーカー系販社は、これまで全国津々浦々に拠点を展開してサポート水準の向上を図ってきました。しかし、クラウドやSaaSが主流になるとハード端末は汎用化し、ソフト・サービスは遠隔地から必要十分な品質でのサポートが提供可能になります。ある意味、拠点数の多さが差別化や参入障壁になりにくい時代になったといえます。
こうした変化は、ベンダー自身が自ら体験しないと実際の変化を実感できないのも事実です。変化に適応して、新しいフィールドでビジネスを伸ばしていくには、まずは自ら率先してクラウドネイティブな世界に飛び込み、働き方や古い価値観を拭い去ることが大切になっています。(安藤章司)
【記事はこちら】
都築電気 出社率50%を想定したオフィスに刷新 仕事に応じて働く場所を選ぶ「ABW」を実践
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こうした変化は、ベンダー自身が自ら体験しないと実際の変化を実感できないのも事実です。変化に適応して、新しいフィールドでビジネスを伸ばしていくには、まずは自ら率先してクラウドネイティブな世界に飛び込み、働き方や古い価値観を拭い去ることが大切になっています。(安藤章司)
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