カインズが東急ハンズを買収 DIY文化の共創で再建目指す

販売戦略

2021/12/22 19:00

 東急不動産ホールディングスは12月22日に連結子会社である東急ハンズを22年3月末、カインズに売却することを発表した。

東急不動産ホールディングスが
東急ハンズの全株式をカインズに売却

 東急ハンズは1976年に創業。現在は国内外に86店舗(FC24店舗含む)を展開。DIYを中心とした提案型ライフスタイルショップとして、時代の流行を独自目線で発信してきた。

 唯一無二の小売店舗としてポジションを確立していたが、近年は少子高齢化や消費スタイルの変化で業績が低迷。新型コロナウイルス感染拡大に伴う市場環境の変化もあり、今回の判断に至った。

 一方、カインズは同じくDIY文化の担い手として右肩上がりの成長を続けている。強みであるPB商品やDX戦略のノウハウを生かし、東急ハンズの再建を目指す考えだ。