冬といえば各所で美しいイルミネーションがきらめくシーズン。思い出を残すためにイルミネーションを写真で残しておきたいという人もいるだろう。暗い場所での撮影は難しいが、実は本格的なカメラを買わなくとも、コツをつかめばスマホでもきれいな写真を撮影するできる。まずはなぜスマホでイルミネーションをきれいに撮影できないのか、その理由から解説しよう。
これらの問題を踏まえて、スマホでイルミネーションを美しく撮影するコツを解説しよう。
また、手ぶれが起こるかどうかはシャッターが開いている間にスマホが動いたかどうかできまり、運次第のところもあるため、1枚ではなく何枚も撮影するのがおすすめだ。1枚だけだと手ぶれを起こしている可能性があるが、複数枚撮影すれば手ぶれしていないものが含まれる可能性が高まるだろう。
ピントが合いづらい
スマホのカメラは一般的に、コントラストの差を利用してピントを合わせている。ピントが合っている場合はくっきりした画像、つまり明暗差がはっきり出たものとなるため、コントラストの差からピントが合っているかどうか判断できるのだ。しかしながら、イルミネーションの光は明るく、明暗差が出づらいため、ピントが合わせにくい。このため、スマホのカメラにとってイルミネーションはピントが合わせづらい撮影対象といえる。手ぶれしやすい
また、イルミネーションがきれいに見える夜間は暗く、光量が少ない。このため、スマホのカメラはできるだけ明るい画像にするため、長時間シャッターを開いて光を集めながら撮影しようとする。シャッターが開いている時間が長くなるほど、撮影中にスマホを動かしてしまう可能性が増え、手ぶれを起こした画像となってしまうのだ。白飛びする
イルミネーションを夜間に撮影する場合、イルミネーションは明るいのに背景は暗いという、明暗差が激しいシチュエーションとなる。スマホのカメラはできるだけ全体を均一に撮影するために明るさを調整するのだが、その際に背景の暗さに引っ張られると、光っているイルミネーションが白飛びしてしまう。逆に、イルミネーションに合わせると、背景が黒く潰れてしまうのだ。これらの問題を踏まえて、スマホでイルミネーションを美しく撮影するコツを解説しよう。
光っていないものにピントを合わせる
光っているものにピントが合わせづらいのであれば、光っていないものにピントを合わせれば良い。ピントを合わせたいイルミネーションに距離が近いものにピントを合わせてから撮影してみよう。ただし、あまりにも距離が離れているとイルミネーションはピンボケになり、あまりにも暗いものにピントを合わせようとしても失敗する。ちょうどいい被写体があるときのみ使える方法だ。三脚を使う、枚数を多く撮影する
手ぶれの問題に対しては三脚が効果的だ。地面にしっかりと固定することで、長時間シャッターが開いても手ぶれのない写真を撮影できる。三脚といってもカメラマンが持っているような本格的なものを使う必要はない。最近ではスマホ用の手軽な三脚が多数販売されており、自撮り棒一体型の三脚もある。そのようもので効果はあるため、価格や重さ、サイズなどから選ぶと良いだろう。また、手ぶれが起こるかどうかはシャッターが開いている間にスマホが動いたかどうかできまり、運次第のところもあるため、1枚ではなく何枚も撮影するのがおすすめだ。1枚だけだと手ぶれを起こしている可能性があるが、複数枚撮影すれば手ぶれしていないものが含まれる可能性が高まるだろう。