新時代の望遠鏡は“スマホ連携”! 星も自動で発見・追尾
星空観察というと、昔は目当ての星を見つけるのに知識と経験が必要だったが、今や時代は変わった。スマホと連携して自動的に星を見つけ、追尾してくれるようになっている。スマホでの写真撮影にも対応しており、より手軽に天体観測を楽しむことができる。新たな趣味として天体観測を手軽に始められるはずだ。本稿では、スマホ対応の天体望遠鏡の選び方やおすすめ機種を紹介する。
二つめは「反射式」と呼ばれるタイプ。こちらは、先端から入った光を反射し、横から見る仕組みになっている。性能に対して低価格であるのがメリットだが、屈折式よりも調整の手間がかかる。
三つめは「カタディオプトリック式」または「反射屈折式」と呼ばれるもの。その名の通り、先述の屈折式と反射式のいいとこ取りをしたものだ。ただ、反射式よりは高価になるのと、複雑な設計のため温度変化や衝撃に弱い点がデメリットだ。
ただ、倍率が高くなればなるほど精細な映像を見るには高価なレンズが必要となる。倍率が高いのに安い天体望遠鏡の場合、きれいな星空を見られない可能性があることも覚えておきたい。
これらの点を踏まえて、おすすめのスマホ対応天体望遠鏡を五つ紹介する
鏡筒のカバーを開けられるようになっているため、望遠鏡の仕組みを学習するのにも適している。子どもの自由研究の素材としても良いだろう。小型かつ軽量で、部屋に置いたり持ち運んだりするのに便利なのもうれしい。
スマホ対応機能は2種類
一口にスマホ対応望遠鏡といっても、大きく分けて2種類の機能がある。一つはスマホでのカメラ撮影に対応するもの。手軽に美しい星空を写真に残すことができる。もう一つは、星を見つけたり追尾したりする機能を備えているもの。星に関して深い知識を持っていなくても、手軽に天体観測を楽しめる。価格的にはやはり星を見つけたり追尾したりできるものの方が高価。限りある予算をこの機能のために使うのか、天体望遠鏡自体の性能のために使うのか、悩ましいところだ。3種類の光学形式
天体望遠鏡には3種類の光学形式を持ったものがある。一つめは「屈折式」と呼ばれるもので、望遠鏡の先端から見る部分までが一直線になっている、細長いタイプのもの。いわゆる「天体望遠鏡」といわれて頭に浮かぶ形をしたタイプだ。メンテナンスがかんたんで、初心者でも扱いやすい。二つめは「反射式」と呼ばれるタイプ。こちらは、先端から入った光を反射し、横から見る仕組みになっている。性能に対して低価格であるのがメリットだが、屈折式よりも調整の手間がかかる。
三つめは「カタディオプトリック式」または「反射屈折式」と呼ばれるもの。その名の通り、先述の屈折式と反射式のいいとこ取りをしたものだ。ただ、反射式よりは高価になるのと、複雑な設計のため温度変化や衝撃に弱い点がデメリットだ。
土星の環を見るなら150倍以上の倍率のものを
天体望遠鏡にはどれだけ遠くのものを見られるかを示す「倍率」というスペックがある。何を見たいかによって必要な倍率は変わり、月全体を見るなら50倍以上、月のクレーターを観察したいなら150倍以上、土星の環や木星の縞まで見たいなら100倍~150倍以上が必要となる。ただ、倍率が高くなればなるほど精細な映像を見るには高価なレンズが必要となる。倍率が高いのに安い天体望遠鏡の場合、きれいな星空を見られない可能性があることも覚えておきたい。
これらの点を踏まえて、おすすめのスマホ対応天体望遠鏡を五つ紹介する
サイトロン MAKSY60
サイトロンのMAKSY60にはスマートフォンアダプターが付属しており、天体観測の思い出を写真として残すことができる。スクリーンアイピースも付属しており、スクリーンに映し出すことも可能だ。鏡筒のカバーを開けられるようになっているため、望遠鏡の仕組みを学習するのにも適している。子どもの自由研究の素材としても良いだろう。小型かつ軽量で、部屋に置いたり持ち運んだりするのに便利なのもうれしい。