共通ポイントはどれをためる? 悩ましいスマホ決済の回線紐づきユーザー優遇策
【2021版ポイ活の基礎 #004】 来年以降、楽天ポイントやdポイントなど、どのポイントを最も優先してためるか悩んでいる人は多いだろう。それら共通ポイントを通信事業者とその事業者のスマートフォン(スマホ)決済サービス・クレジットカードに紐づけると、楽天ポイントは楽天モバイル/楽天ペイ/楽天カード、dポイントはNTTドコモ/d払い/dカード、PontaポイントはKDDI(au)/au PAY/au PAY カード、Tポイントはソフトバンク/ソフトバンクカードとなる。
ただし、ソフトバンクは22年3月末をもってソフトバンクの通信料金/ソフトバンクカードの利用額に応じてTポイントを付与するサービスを終了し、 代わりに独自のソフトバンクポイントを付与する。新ソフトバンクポイントはPayPayボーナスに交換可能で、ソフトバンク/PayPay/PayPayカード・ソフトバンクカードと現行より分かりやすい関係になる。
・第1回:ポイ活のコツ#001 まずはポイント二重取り!
https://www.bcnretail.com/market/detail/20210503_222176.html
・第2回:このポイントを他のポイントへ 「ポイント交換」はポイ活の基本
https://www.bcnretail.com/market/detail/20210719_235485.html
・第3回:ポイ活上級者はみんなやってる「クレカ積立」 メリットと活用法
https://www.bcnretail.com/market/detail/20210823_240334.html
連載第3回<ポイ活上級者はみんなやってる「クレカ積立」 メリットと活用法>では、クレジットカード決済による投資信託購入のメリットを解説したが、SBI証券は11月1日からポイントサービスにPontaポイントを追加し、保有するポイントを使って投資信託を購入できる「Pontaポイント投資」を開始した。SBI証券口座保有者は、今後はTポイント・Pontaポイント・Vポイント(SMBCグループの共通ポイント)から一つを選んでためることができる。リアル店舗・オンライン決済・アプリ(電子マネー残高へのチャージ)といったさまざまな利用ルートやお得なポイント交換プログラム・キャンペーンのあるポイントを選ぶなら、最後発のPontaがベストとなりそうだ。
日本人は値引きよりポイント還元を好むといわれており、複数のポイントから好きな一つを選んでためることができる「マルチポイントサービス」は今では珍しくない。また、複数のポイントサービスを導入するファミリーマートやマクドナルドは、各ポイントサービスを公平に扱い、エントリーとポイントカード・アプリの提示を条件としたポイントアップキャンペーンには、ポイントサービスごとに重複して参加可能となっている。
要するに、どのポイントをためるかはユーザー次第。そこで、「Tポイントをためるべき」「dポイントをためるべき」などと、ポイ活初心者にアドバイスする際の意見が割れてくる。さらに悩ましいことに、PayPayブランドの各サービスを利用すると、まるで共通ポイントのようにPayPayボーナスがたまりやすくなってきた。
ざっくりまとめると、通信事業者(キャリア)、クレジットカード、銀行、証券会社、そして、よく行く大型商業施設で優遇される決済方法から総合的に判断し、優先してためるポイントを選ぶといいだろう。それでも答えが出ないほど、通信事業者やクレジットカードを核とした「ポイント経済圏」同士の競争が激化している。(BCN・嵯峨野 芙美)
ただし、ソフトバンクは22年3月末をもってソフトバンクの通信料金/ソフトバンクカードの利用額に応じてTポイントを付与するサービスを終了し、 代わりに独自のソフトバンクポイントを付与する。新ソフトバンクポイントはPayPayボーナスに交換可能で、ソフトバンク/PayPay/PayPayカード・ソフトバンクカードと現行より分かりやすい関係になる。
・第1回:ポイ活のコツ#001 まずはポイント二重取り!
https://www.bcnretail.com/market/detail/20210503_222176.html
・第2回:このポイントを他のポイントへ 「ポイント交換」はポイ活の基本
https://www.bcnretail.com/market/detail/20210719_235485.html
・第3回:ポイ活上級者はみんなやってる「クレカ積立」 メリットと活用法
https://www.bcnretail.com/market/detail/20210823_240334.html
連載第3回<ポイ活上級者はみんなやってる「クレカ積立」 メリットと活用法>では、クレジットカード決済による投資信託購入のメリットを解説したが、SBI証券は11月1日からポイントサービスにPontaポイントを追加し、保有するポイントを使って投資信託を購入できる「Pontaポイント投資」を開始した。SBI証券口座保有者は、今後はTポイント・Pontaポイント・Vポイント(SMBCグループの共通ポイント)から一つを選んでためることができる。リアル店舗・オンライン決済・アプリ(電子マネー残高へのチャージ)といったさまざまな利用ルートやお得なポイント交換プログラム・キャンペーンのあるポイントを選ぶなら、最後発のPontaがベストとなりそうだ。
日本人は値引きよりポイント還元を好むといわれており、複数のポイントから好きな一つを選んでためることができる「マルチポイントサービス」は今では珍しくない。また、複数のポイントサービスを導入するファミリーマートやマクドナルドは、各ポイントサービスを公平に扱い、エントリーとポイントカード・アプリの提示を条件としたポイントアップキャンペーンには、ポイントサービスごとに重複して参加可能となっている。
要するに、どのポイントをためるかはユーザー次第。そこで、「Tポイントをためるべき」「dポイントをためるべき」などと、ポイ活初心者にアドバイスする際の意見が割れてくる。さらに悩ましいことに、PayPayブランドの各サービスを利用すると、まるで共通ポイントのようにPayPayボーナスがたまりやすくなってきた。
ざっくりまとめると、通信事業者(キャリア)、クレジットカード、銀行、証券会社、そして、よく行く大型商業施設で優遇される決済方法から総合的に判断し、優先してためるポイントを選ぶといいだろう。それでも答えが出ないほど、通信事業者やクレジットカードを核とした「ポイント経済圏」同士の競争が激化している。(BCN・嵯峨野 芙美)