ふるさと納税の返礼品にマンボウやクジラ! 一風変わった食材
ふるさと納税で一般的に人気なのは米や牛肉といった食材だが、少し遊び心があるなら、“ちょっと変わった食べ物”に挑戦してみてはいかがだろうか。思わぬ好物を発見し、人生が豊かになるかもしれない。本稿では、ふるさと納税の返礼品としておすすめの「変わった食べ物」を五つ紹介しよう。
返礼品が多彩なふるさと納税
ふるさと納税の返礼品には鯨の肉もある
高知県 室戸市の返礼品は深海生物漁業体験
岩手県 普代村の返礼品「マンボウ(約:2.5kg)」

鯨(クジラ)
昔は日本で良く食べられていたものの、最近ではすっかり食べる機会が減った代表格ともいえる食材が鯨だ。鯨はさまざまな自治体がふるさと納税の返礼品として用意しており、部位や食べ方も豊富。鯨を食べたことがあるという人も、今まで食べたことがないような部位や食べ方を発見できるかもしれない。次世代にこういった食材が普及していたことを伝える教材にもなるだろう。
ジビエ(イノシシ、キジ、カモ、シカなど)
イノシシ、キジ、カモ、シカなど、普通のスーパーでは売っていないようなジビエ肉が手に入るのもふるさと納税の魅力だ。単においしい肉が手に入るだけでなく、害獣駆除にもつながるという。税収が増えることと合わせ、その自治体へ大きく貢献できる返礼品であるといえるだろう。
深海魚漁業体験試食付き
高知県室戸市では、深海魚の漁業体験とその試食を返礼品として提供している。漁というと朝早く起きなければいけないイメージがあるかもしれないが、この漁業体験の場合、出航時間は9:00とそれほど早くない。船内にはウォシュレットトイレやWi-Fiが完備されており、快適な時間を過ごせるだろう。料金を支払えば人数の追加も可能なので、家族で参加してみることもできる。
ウミヘビ(イラブー汁)
沖縄県八重瀬町では、沖縄の伝統料理であるウミヘビを使ったイラブー汁を返礼品として用意している。元々は琉球王国の宮廷料理であり、薬用効果があるといわれ、庶民が口にすることが難しかったという。冷凍されたものが届くので、食べるタイミングをある程度調整できるのもうれしい。
マンボウ
誰もがその姿を知っているのに、食べた人が少ないであろうマンボウ。岩手県普代村にふるさと納税をすれば、そんなマンボウの身を手に入れることが可能だ。身は白身で柔らかく、さっと湯に通して酢味噌と和えて食べるとおいしいという。8月から10月にかけて定置網にかかり、予定された数量に達したら受け付け終了となる。今年はすでに受け付けが終了しているが、興味がある人はまた来年チェックしてほしい。