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横浜の世界最大級音楽アリーナ、名称が決定! ホテルブランドはヒルトンに

時事ネタ

2021/12/01 11:00

 ケン・コーポレーションは11月16日に、横浜みなとみらい21地区で推進している大規模複合開発「Kアリーナプロジェクト」における、2万席を備えた世界最大級の音楽アリーナの名称を、「Kアリーナ横浜」に決定した。また、併設するツインタワーのホテル棟は、ヒルトン初の横浜進出となる「ヒルトン横浜」に、オフィス棟の名称は「Kタワー横浜」に、開発街区全体は「ミュージックテラス」に決定した。

外観イメージ (左から)Kアリーナ横浜、
ヒルトン横浜、Kタワー横浜

 Kアリーナ横浜は、理想のライブ・コンサートを叶える場所としてさまざまなファシリティを備えており、フレキシブルな客席プランや設営・撤収に配慮した「使いやすさの追求」と、大規模な吊り込みへの対応や良質を追求した音響空間など「多様な演出への対応」を実現する。
 
「Kアリーナ横浜」のロゴ(上)と外観イメージ

 2万席の客席は、ステージ前方のアリーナに加えて3層構造となるスタンドの全席がステージ正面を向いた扇型の形状で、オーディエンスに囲まれた迫力ある空間と一体感を生みだす。
 
「Kアリーナ横浜」内観イメージ

 ほかにも、圧倒的なスケール感のラウンジと高級感溢れる専用ロビーが、大切なゲストを迎え入れる「VIPエリア」、横浜の美しい夜景が広がる7階のバーラウンジも備えている。
 
「VIPエリア」(上)とバーラウンジのイメージ

 ヒルトン横浜は、ケン・コーポレーションが関連会社を通じて米ヒルトンとフランチャイズ契約を締結し、所有・運営する。客室はスイートを含む339室で、スペシャリティレストラン、オールデイダイニング、カフェ・バーラウンジのほか、エグゼクティブラウンジや宴会場などの設置を予定している。
 
「ヒルトン横浜」ロビーのイメージ

 Kタワー横浜は、みなとみらいエリアでは供給の少ない、中規模(基準階専有部200坪強)のハイグレードオフィス。基準階は天井高2800mm、システム天井やフリーアクセスフロアに加えて、構造床荷重は1平方メートルあたり500kg、1平方メートルあたりの電気容量70VAを確保することで、多様なワークスタイルに対応する。また、エントランスホールにはカフェを配置し、アリーナでのイベントがない日でも日常的に活気溢れる施設とする。
 
「Kタワー横浜」オフィスエントランスホールのイメージ

 そのほか、RE100基準の電力を導入することによって、ライブ・コンサートで使用する電力を再生可能エネルギーで調達することを目指すとともに、雨水貯留による中水利用を行うなど、環境への配慮を積極的に行う。また、Kアリーナ横浜では一般的なコンサートで持ち込まれる演出機器を一部常設する予定で、主催者が持ち込む演出機器に代えて常設する演出機器を利用してもらい、1イベントあたり最大で大型トラック約10台分のCO2削減を目指す。

 さらに、3棟の建物すべてで横浜市建築物環境配慮制度(CASBEE 横浜)の「Aランク」を取得予定であり、地域冷暖房の導入によって、熱源設備の集中化による省エネルギー化を実現する。