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きっかけは「乃木坂工事中」 伝説の“水かけご飯”が令和の世に降臨!?

時事ネタ

2021/11/17 18:30

【いま注目のトレンドワード・66】 突然だが、みなさんは「水かけご飯」なるものをご存知だろうか。TKGでおなじみの卵かけごはんではなく、水かけご飯である。実はこの謎めいたごはんは11月8日にトレンド入りしたワードで、どうやら11月7日深夜に放送された「乃木坂工事中」が発端のようだ。

たかが「水かけご飯」、されど「水かけご飯」?(画像はイメージ)

山形県の家庭料理として紹介

 「水かけご飯」が登場したのは、「乃木坂工事中」の名物企画「これなら語れるグランプリ2021」でのこと。同企画で乃木坂46の久保史緒里さんが東北グルメの魅力を熱弁し、山形県の家庭料理として紹介したのが「水かけご飯」だった。

 水かけご飯とは文字通り、炊いたご飯に水をかけたもの。これを久保家では毎年夏に必ず食べていたそうで、山形県では郷土料理のような存在らしい。ただ実食したメンバーの反応を見る限り、味は可もなく不可もなくといったところ。バナナマンの設楽統さんも「ウエッ! マズイ! とかじゃない」「知ってる味だし」と前置きしつつ、「だけどこれ『美味い』とかじゃなくない?」とコメントしていた。

 ネット上でも水かけご飯に関する様々な反響が寄せられていたが、その一方で“とある番組名”を口にする人も。2013年3月まで放送されていた中居正広さんの冠番組「中井正広のブラックバラエティ」、通称「黒バラ」だ。

 というのも「水かけご飯」は、中居家の食卓を飾った伝説のご飯。番組で当時の食卓を再現する企画が実施され、その際に中居さんが振る舞ったメニューが「バターご飯」「酢ご飯」「水かけご飯」の三つだった。

 おかげで今回のトレンド入りを受けて、「中井正広のブラックバラエティ」を思い出す人が続出。「水かけご飯といったら『黒バラ』だわ」「めちゃくちゃ懐かしい」といった声が相次ぎ、水かけご飯がより大きな話題に。実態はただの水をかけたご飯だが、その裏には視聴者の思い出もたっぷり詰まっているようだ。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている