最大20%還元! 「かながわPay」で使えるお得なスマホ決済「au PAY」「d払い」「LINE Pay」「楽天ペイ」の特徴・メリット比較
神奈川県は、かながわPayアプリを使って支払うと1人につき最大1万ポイント還元する「神奈川県・消費喚起事業 総額70億円還元キャンペーン」を10月25日に開始した。ポイント還元総額が予算上限(70億円)に達成次第、終了となるため、記者は、早々に終了となると予想するが、このキャンペーンにあわせ、かながわPayの実際の支払い手段となるスマートフォン(スマホ)決済サービス「au PAY」「d払い」「LINE Pay」「楽天ペイ」の特徴とメリットをまとめて紹介しよう。
加盟店ごとに利用可能な決済サービスが異なり、例えばau PAY・d払いのみ利用できる加盟店でかながわPayを使いたい場合、新規にau PAYまたはd払いの利用登録を行う必要がある。または、同じカテゴリーで5サービス全て利用可能な加盟店を探して、そちらで他のスマホ決済サービス(はまPay・LINE Pay・楽天ペイ)で支払うといった対応も考えられる。
au PAYは、サービス名に「au」とあるものの、誰でも利用が可能。au IDの取得と利用開始登録を行い、クレジットカードや現金でau PAY残高にチャージするとau PAY加盟店で利用できる。基本的にクレジットカードからのチャージが最もお得だが、利用可能なクレジットカードに制限があり(VISA・JCBは対象カードのみ、Mastercard・American Expressブランドのカードは全て対象)、該当するカードを1枚も保有していない非auユーザーは現金チャージのみとなる。言い換えると、「auかんたん決済」を利用可能なau/UQ mobile/povoユーザー、au PAY カード保有者(新規作成含む)、auじぶん銀行口座保有者に加え、対象のクレジットカード保有者におすすめだ。
d払いも回線契約にかかわらず誰でも利用は可能だが、au PAYと比べると、仕組み上、ドコモ契約者(ドコモ・ahamoユーザー)向けの側面が強い。d払いのキャンペーンの多くは、d払い残高、携帯電話料金合算払い、dカード限定だからだ。9月1日に開始したドコモユーザー限定の新たな優遇プログラム「d払いステップボーナス」からは大容量のプレミアムプランの優遇がうかがえる。とはいえ、ドコモ回線・d払い・dカードでまとめた場合、dポイントはかなりたまりやすく、d払い・dカードのセット利用だけでもメリットはある。
LINE Payは、何度かサービス内容や特典の改定があったが、現在は「Visa LINE Pay クレジットカード(LINEクレカ)」とセットで利用する「チャージ&ペイ」利用時のみ0.5%ポイント還元となる。
楽天ペイは、au PAY、d払いとは異なり、楽天カード限定キャンペーンが多く、キャンペーン目的なら楽天カードは必須だ。10月からは、毎月エントリーすると、月ごとに抽選で最大1万ポイントもらえる「1年間ずーっと!毎月全額還元抽選キャンペーン」も開始した。
クレジットカード利用分と決済サービス利用分のポイント二重取りや、利用状況によるポイント還元率アップを考慮せずにau PAY・d払い・LINE Pay・楽天ペイのコード決済の最大還元率を比較すると、常時開催の「楽天ペイのコード・QR払いでいつでも最大1.5%還元キャンペーン」が適用される楽天ペイ(1%)、au PAY・d払い・PayPay(0.5%)、LINE Pay(0%)の順となり、わずかながら楽天ペイがリードしている。考慮する場合は、チャージやカード支払い分とあわせて合計還元率1%以上となるスマホ決済サービスが最もお得だ。
なお、楽天ペイは楽天カードからしか事前チャージはできず(他のカードでのポイント二重取り不可、フリマ売上金やポイントからのチャージは可)、PayPay・au PAY・d払い・LINE Payとは異なり、公共料金・税金などの請求書払いサービスは提供していない。キャッシュレス決済の利用調査などでは2019年の大還元キャンペーンで一躍有名になったPayPayがトップだが、PayPayはクレジットカードからの直接チャージには対応していないので、手持ちのクレジットカードを生かしてお得に使いたいならau PAY、楽天ペイ、d払いの順におすすめだ。(BCN・嵯峨野 芙美)
微妙に使い勝手の異なるキャリアフリーのスマホ決済サービス
「総額70億円還元キャンペーン」では、決済・ポイント管理・加盟店検索機能を搭載した無料アプリ「かながわPay」と、既存のQRコード決済サービス(au PAY・d払い・はまPay・LINE Pay・楽天ペイ)を活用。かながわPay加盟店に掲出されたコードをアプリで読み取って、連携する5つのいずれかのスマートフォン決済サービスで支払うと、1人1万ポイントを上限に決済額の20%または10%の期間限定ポイントが決済日の8日後を目安に付与される。期間限定ポイントは2022年2月28日まで有効。加盟店ごとに利用可能な決済サービスが異なり、例えばau PAY・d払いのみ利用できる加盟店でかながわPayを使いたい場合、新規にau PAYまたはd払いの利用登録を行う必要がある。または、同じカテゴリーで5サービス全て利用可能な加盟店を探して、そちらで他のスマホ決済サービス(はまPay・LINE Pay・楽天ペイ)で支払うといった対応も考えられる。
au PAYは、サービス名に「au」とあるものの、誰でも利用が可能。au IDの取得と利用開始登録を行い、クレジットカードや現金でau PAY残高にチャージするとau PAY加盟店で利用できる。基本的にクレジットカードからのチャージが最もお得だが、利用可能なクレジットカードに制限があり(VISA・JCBは対象カードのみ、Mastercard・American Expressブランドのカードは全て対象)、該当するカードを1枚も保有していない非auユーザーは現金チャージのみとなる。言い換えると、「auかんたん決済」を利用可能なau/UQ mobile/povoユーザー、au PAY カード保有者(新規作成含む)、auじぶん銀行口座保有者に加え、対象のクレジットカード保有者におすすめだ。
d払いも回線契約にかかわらず誰でも利用は可能だが、au PAYと比べると、仕組み上、ドコモ契約者(ドコモ・ahamoユーザー)向けの側面が強い。d払いのキャンペーンの多くは、d払い残高、携帯電話料金合算払い、dカード限定だからだ。9月1日に開始したドコモユーザー限定の新たな優遇プログラム「d払いステップボーナス」からは大容量のプレミアムプランの優遇がうかがえる。とはいえ、ドコモ回線・d払い・dカードでまとめた場合、dポイントはかなりたまりやすく、d払い・dカードのセット利用だけでもメリットはある。
LINE Payは、何度かサービス内容や特典の改定があったが、現在は「Visa LINE Pay クレジットカード(LINEクレカ)」とセットで利用する「チャージ&ペイ」利用時のみ0.5%ポイント還元となる。
楽天ペイは、au PAY、d払いとは異なり、楽天カード限定キャンペーンが多く、キャンペーン目的なら楽天カードは必須だ。10月からは、毎月エントリーすると、月ごとに抽選で最大1万ポイントもらえる「1年間ずーっと!毎月全額還元抽選キャンペーン」も開始した。
クレジットカード利用分と決済サービス利用分のポイント二重取りや、利用状況によるポイント還元率アップを考慮せずにau PAY・d払い・LINE Pay・楽天ペイのコード決済の最大還元率を比較すると、常時開催の「楽天ペイのコード・QR払いでいつでも最大1.5%還元キャンペーン」が適用される楽天ペイ(1%)、au PAY・d払い・PayPay(0.5%)、LINE Pay(0%)の順となり、わずかながら楽天ペイがリードしている。考慮する場合は、チャージやカード支払い分とあわせて合計還元率1%以上となるスマホ決済サービスが最もお得だ。
なお、楽天ペイは楽天カードからしか事前チャージはできず(他のカードでのポイント二重取り不可、フリマ売上金やポイントからのチャージは可)、PayPay・au PAY・d払い・LINE Payとは異なり、公共料金・税金などの請求書払いサービスは提供していない。キャッシュレス決済の利用調査などでは2019年の大還元キャンペーンで一躍有名になったPayPayがトップだが、PayPayはクレジットカードからの直接チャージには対応していないので、手持ちのクレジットカードを生かしてお得に使いたいならau PAY、楽天ペイ、d払いの順におすすめだ。(BCN・嵯峨野 芙美)