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語り継がれる「Anotherなら死んでた」 原作者もゾクっとするエピソードを披露…

時事ネタ

2021/10/29 19:00

【こっそりミームを教えます・1】 いつの頃からかネット上で定着する“ミーム”。スパっと簡潔にまとめた略語もあれば、特定のフレーズがミーム化したケースも多い。そこで今回は、テレビアニメ「Another」をきっかけに生まれた「Anotherなら死んでた」に注目。思わずゾクっとするような文面だが、一体どのような状況で使用されるのだろう。

何気ない日常生活でも油断は禁物
(画像はイメージ)

「Another」の理不尽な世界観から派生

 2012年に放送されたテレビアニメ「Another」は、綾辻行人氏の同名学園ホラー&ミステリー小説が原作。舞台となる「夜見山北中学校三年三組」には死者が紛れ込むことがあり、その年は生徒を含めたクラス関係者が“死に引き込まれやすくなる”のが特徴だ。事故死や病死などかたちは様々で、滅多に起こりそうもない“不運の連鎖”によって死を迎えることもあるという。

 そんな「Another」の理不尽ともいえる世界観に、視聴者自身の体験談を重ね合わせて生まれたのが「Anotherなら死んでた」だ。Twitterには「#Anotherなら死んでた」というハッシュタグが存在し、その内容を見ると「足元が滑って派手に転んだ」「寝転んで読んでいた極厚ハードカバー本が顔面を直撃」などの事例がずらりと並ぶ。

 中には本当に命を落としかねない危険な体験談もあり、なんと綾辻氏本人が電子レンジの時間設定ミスから火事になりかねなかったエピソードをTwitterで披露している。

 「Anotherなら死んでた、まじで」と語る綾辻氏のツイートに対し、「これほど説得力のある『Anotherなら死んでた』が他にある?」「原作者が使うと重みが違うな」といった声が寄せられていた。

 ちなみに「Anotherなら死んでた」の対義語として、14年放送のアニメ「悪魔のリドル」から生まれた「リドルなら生きてた」も有名なミーム。どちらにせよ、日常生活は平穏無事に過ごしたいものだ。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている