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iPhoneの販売ランキングと価格差から考える、これからの賢い買い方

 家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、iPhone 13シリーズ発売日の2021年9月24日を含む9月第3週(21年9月20日~26日)、第4週(21年9月27日~10月3日)、10月1週(21年10月4日~10日)と3週連続で、スマートフォン全体に占めるAppleの販売台数シェアは6割を超えた。最も高い9月第3週で、シェアは69.6%を占めた。
 

3週連続でAppleのシェア6割超え
 
 直近の10月第1週のスマートフォン販売台数ランキング(製品別にキャリアごとに容量を合算して集計)の1位は、auの「iPhone SE(第2世代)」だった。新iPhoneに限ると、「iPhone 13 Pro」のau版が1位(全体5位)、ドコモ版が2位(全体6位)、ソフトバンク版が3位(全体7位)で、4位に「iPhone 13」のau版、5位に同ソフトバンク版と続く。
 

 iPhone 13 128GBのAppleのオンラインショップ、主要家電量販店オンラインショップ、楽天モバイルでの販売価格は9万8800円。大手3キャリア(ドコモ・ソフトバンク・au)から機種変更で購入する場合の一括販売価格と比較すると、実は1万円以上安い。
 

 要するに、MNP限定値引き・ポイント還元などの適用がない限り、大手キャリアから購入すると割高なのだ。そうした事情があっての「iPhone SE(第2世代)」のランキング1位であり、大手3キャリアと楽天モバイルのウェブサイトで案内されているスマートフォンの「実質負担額」は、「トクするサポート+」などの購入プログラムへの加入と、購入から2年以内の返却(下取り)が前提。返却しない限り、その安さにはならないので注意しよう。賢い買い方は、端末単体購入か、従来同様、番号はそのままに他社に乗り換えるMNPだ。(BCN・嵯峨野 芙美)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。