9月30日~10月3日の4日間に開催されているゲームの祭典「東京ゲームショウ2021 オンライン」に、ベンキュージャパン(BenQ、ベンキュー)が出展している。報道関係者やインフルエンサー向けに用意されたオフライン会場にもブースを設け、液晶ディスプレイやプロジェクターなど、ゲーミング関連機器を展示していた。そのなかでも面白い展示を見つけたので紹介したい。
XL2546Kは、24.5インチのフルHD対応液晶ディスプレイ。FPSのプロ視点にたって開発されたフラグシップモデルだ。リフレッシュレート240Hzをはじめ、応答速度は0.5ms(GtG)、TNパネルを採用、高さ調節・チルト機能を搭載。環境を再現できるよう、ディスプレイの角度や高さを記録できるメモリも備える。
イチオシの機能は「DyAc+」。ゲーム内での激しいアクションなども鮮明に映すことができる機能だ。これにより、プレイヤーは照準と着弾位置をより正確に把握でき、リコイルのコントロールなどもしやすくなる。ただハイスペックなだけでなく、以前の環境のまま引き継ぐことができるよう各種機能にオン/オフ機能を備えている点も、きめ細やかなサポートだ。
EX2710Qは、27インチのWQHD対応液晶ディスプレイ。従来のHDRより明瞭さ、ディティール、色の効果が大幅に向上したHDRi対応で、リフレッシュレートは165Hz。こうした機能で高い没入感を実現しながら、周囲の環境によって見え方が変化しないよう自動で明るさや色味を調節するブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)技術やブルーライト軽減機能、フリッカーフリーなどで目への負担を抑え、長時間でも気軽にコンテンツを楽しむことができるよう設計されている。
ゲームだけでなく、映画やスポーツなどのコンテンツも色鮮やかに、そして高精細に映しだすことができるのもEX2710Qの特徴だ。また、限られたデスクのスペースや使い勝手を考慮して、サウンド面にもこだわっている。2.1chのtreVoloスピーカーを内蔵し、あらゆるコンテンツにあわせたリアルな音響体験を実現した。
驚くことに、このプロジェクターは“ゲーミング”デバイス。4K 60Hzで16.67msの応答速度を実現。1080p 240Hzで4msの応答速度を発揮する。約2mで100インチの大画面になるほか、5Wチャンバースピーカーを搭載。限られたスペースでも大迫力のコンテンツを楽しむことができる。Android TVも備え、単体で使うことができる点も魅力だ。
この大量のマウスは、よく見るとそれぞれサイズや高さなどが異なっていたのだ。人の手は大きさや形、厚さなど個性がある。それぞれに合ったマウスを提供できるようにラインアップを用意しているのだという。
面白かったのは、最近のトレンドもカバーしている点。例えば、少し前に主流だったFPS(カウンターストライクなど)では平面での攻防が多かった。なので、マウスの動きも左右に振る動きだ。しかし、最近のいわゆる“バトロワ系”は戦場の高低差が激しい。マウスも左右上下に動くようになったのだという。そこで、上下にも動かしやすいよう手首に近い部分を高くして、手とマウスの間に余裕を持たせたモデルに進化している。
今回の出展では、ディスプレイのメモリやマウスのわずかな違いなど、BenQがいかに繊細なサポートをしているのかが体験できた。リアルで触って確かめることができるからこそわかったことだが、現在はコロナ禍でそれも難しい。事態が収束したあと、個別に適したマウスを選んでくれるようなサービスができれば、利用してみたい。(BCN・南雲 亮平)
ZOWIEとMOBIUZで幅広いニーズをキャッチ
ベンキューのブースで目立つのはやはり液晶ディスプレイだ。今回は最上級のプロ向けゲーミング製品を展開するゲーミングブランド「ZOWIE」シリーズと、昨年の東京ゲームショウで発表されたゲームの世界に没入するためのブランド「MOBIUZ」シリーズを展開していた。なかでも注目は、ZOWIEシリーズの「XL2546K」と、MOBIUZシリーズの「EX2710Q」だ。XL2546Kは、24.5インチのフルHD対応液晶ディスプレイ。FPSのプロ視点にたって開発されたフラグシップモデルだ。リフレッシュレート240Hzをはじめ、応答速度は0.5ms(GtG)、TNパネルを採用、高さ調節・チルト機能を搭載。環境を再現できるよう、ディスプレイの角度や高さを記録できるメモリも備える。
イチオシの機能は「DyAc+」。ゲーム内での激しいアクションなども鮮明に映すことができる機能だ。これにより、プレイヤーは照準と着弾位置をより正確に把握でき、リコイルのコントロールなどもしやすくなる。ただハイスペックなだけでなく、以前の環境のまま引き継ぐことができるよう各種機能にオン/オフ機能を備えている点も、きめ細やかなサポートだ。
EX2710Qは、27インチのWQHD対応液晶ディスプレイ。従来のHDRより明瞭さ、ディティール、色の効果が大幅に向上したHDRi対応で、リフレッシュレートは165Hz。こうした機能で高い没入感を実現しながら、周囲の環境によって見え方が変化しないよう自動で明るさや色味を調節するブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)技術やブルーライト軽減機能、フリッカーフリーなどで目への負担を抑え、長時間でも気軽にコンテンツを楽しむことができるよう設計されている。
ゲームだけでなく、映画やスポーツなどのコンテンツも色鮮やかに、そして高精細に映しだすことができるのもEX2710Qの特徴だ。また、限られたデスクのスペースや使い勝手を考慮して、サウンド面にもこだわっている。2.1chのtreVoloスピーカーを内蔵し、あらゆるコンテンツにあわせたリアルな音響体験を実現した。
“ゲーミング”プロジェクター
もう一つ、ブース内で目を惹くのが中央に設置されたプロジェクター。これは日本初の4K UHD解像度ゲーミングプロジェクター「TK700STi」。高輝度3000ルーメンという性能を発揮することで、ブースの照明は明るいが、表示されている映像はクッキリとしている。驚くことに、このプロジェクターは“ゲーミング”デバイス。4K 60Hzで16.67msの応答速度を実現。1080p 240Hzで4msの応答速度を発揮する。約2mで100インチの大画面になるほか、5Wチャンバースピーカーを搭載。限られたスペースでも大迫力のコンテンツを楽しむことができる。Android TVも備え、単体で使うことができる点も魅力だ。
大量のマウスの謎
ブースを見て回っている中で一点、気になる場所があった。入り口からベンキューのブースに近づいていくといちばん初めにたどり着く、ZOWIEコーナーの先頭。その一角にマウスが大量に集まっている。「開場から時間が経っているけど、まだ設置途中なのかな?」と思い聞いてみたら、自らの浅はかさを恥じた。この大量のマウスは、よく見るとそれぞれサイズや高さなどが異なっていたのだ。人の手は大きさや形、厚さなど個性がある。それぞれに合ったマウスを提供できるようにラインアップを用意しているのだという。
面白かったのは、最近のトレンドもカバーしている点。例えば、少し前に主流だったFPS(カウンターストライクなど)では平面での攻防が多かった。なので、マウスの動きも左右に振る動きだ。しかし、最近のいわゆる“バトロワ系”は戦場の高低差が激しい。マウスも左右上下に動くようになったのだという。そこで、上下にも動かしやすいよう手首に近い部分を高くして、手とマウスの間に余裕を持たせたモデルに進化している。
今回の出展では、ディスプレイのメモリやマウスのわずかな違いなど、BenQがいかに繊細なサポートをしているのかが体験できた。リアルで触って確かめることができるからこそわかったことだが、現在はコロナ禍でそれも難しい。事態が収束したあと、個別に適したマウスを選んでくれるようなサービスができれば、利用してみたい。(BCN・南雲 亮平)