マイナンバーカードの健康保険証としての利用開始日は2021年10月20日に決まった。厳密には、マイナンバーカードの保険証としての利用の前提となる「オンライン資格確認の本格運用」の開始日となる。なお、すでに稼働準備が整った一部の医療機関・薬局でプレ運用がスタートしている。
オンライン資格確認の本格運用とは、「保険証とシステムで情報が異なった場合に、システム上の情報が原則正しいと判断すること」と定義し、マイナンバーカードに対応している医療機関については、顔認証付きカードリーダを活用し、マイナンバーカードだけで受診が可能となる。
オンライン資格確認の導入予定施設数は、対象施設(病院・医科診療所・歯科診療所・薬局)の56.3%で、2024年度末にはほぼ全ての対象施設への導入を目指す。
準備完了施設数は対象施設全数の5.6%で、9月12日時点のプレ運用施設数は対象施設全数の1.5%。プレ運用中の施設数としては、1376施設の薬局が最も多い。厚生労働省は、オンライン資格確認システムの導入推進を加速していくとしている。
マイナンバーカードの健康保険証として利用は、マイナンバーカード活用サイト「マイナポータル」から事前に申し込みが必要。保有しているだけでは自動的に連携されず、マイナンバーカードを健康保険証として利用することはできない。健康保険証の利用の登録申請の割合は、マイナンバーカード交付枚数の10.9%にとどまる。対応医療機関・薬局も全国的にまだ少なく、全面的な本格運用は、かなり先になりそうだ。
なお、マイナポータルでの情報閲覧は本格運用の開始後、10月中に開始予定。11月からは、マイナポータルで、医療費通知情報の閲覧も開始する予定。(BCN・嵯峨野 芙美)
オンライン資格確認の本格運用とは、「保険証とシステムで情報が異なった場合に、システム上の情報が原則正しいと判断すること」と定義し、マイナンバーカードに対応している医療機関については、顔認証付きカードリーダを活用し、マイナンバーカードだけで受診が可能となる。
オンライン資格確認の導入予定施設数は、対象施設(病院・医科診療所・歯科診療所・薬局)の56.3%で、2024年度末にはほぼ全ての対象施設への導入を目指す。
準備完了施設数は対象施設全数の5.6%で、9月12日時点のプレ運用施設数は対象施設全数の1.5%。プレ運用中の施設数としては、1376施設の薬局が最も多い。厚生労働省は、オンライン資格確認システムの導入推進を加速していくとしている。
マイナンバーカードの健康保険証として利用は、マイナンバーカード活用サイト「マイナポータル」から事前に申し込みが必要。保有しているだけでは自動的に連携されず、マイナンバーカードを健康保険証として利用することはできない。健康保険証の利用の登録申請の割合は、マイナンバーカード交付枚数の10.9%にとどまる。対応医療機関・薬局も全国的にまだ少なく、全面的な本格運用は、かなり先になりそうだ。
なお、マイナポータルでの情報閲覧は本格運用の開始後、10月中に開始予定。11月からは、マイナポータルで、医療費通知情報の閲覧も開始する予定。(BCN・嵯峨野 芙美)