在宅勤務を積極的に取り入れている企業に在籍している人にとって、今ではテレワークでの業務が主流なのではないでしょうか。企業側も従業員が業務を快適に行える環境整備に向けて、さまざまなツールを導入し、取引先との商談もオンライン会議を使って打ち合わせを行うのが当たり前になってきました。

　言うまでもなく、グローバルも日本と同じような流れにあります。むしろ、欧米を中心に日本よりも進んでいる国や地域のほうが多いようです。そんな中、アドビが未来の働き方に関して調査を行いました。インターネットを使い、従業員数1000人以上の企業に勤める男女計3404人を対象に、日本、米国、イギリス、ドイツ、フランス、オーストラリア、ニュージーランドの7カ国で実施しました。

　この調査によると、グローバルの中で日本は「オフィス勤務よりテレワークのほうが仕事がはかどるか」との質問に「はかどらない」との回答が最も多いそうです。これは7カ国の中で、日本が最も雑務に時間をかけているからとのこと。ちなみに、調査では転職意欲についても聞いています。企業側にとっては良い人材を確保するため、効率的に仕事を進めるためのツールをはじめ、テレワークの中で働きやすい仕組みを模索する必要性がますます求められているのかもしれません。（佐相彰彦）

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アドビが7カ国で働き方を調査、日本は「テレワークではオフィスほど仕事がはかどらない」