テレビ番組や映画を見る際は、映像も重要だが音声も重要。大音量で迫力のあるサウンドとともに視聴すれば気分はさらに盛り上がるだろう。しかしながら、同居する家族や隣人のことを考えると、スピーカーの音量をある程度絞らざるをえない人が多いのが実情。そんなときに役立つのがネックスピーカーだ。他人への迷惑を抑えつつ存分に臨場感の高いサウンドを楽しめる。
ネックスピーカーを使ってスマホゲームなどをプレイするなら、低遅延で音声を送信できるaptX LLという規格に対応したネックスピーカーがおすすめだ。ただし、スマホ側もこの規格に対応している必要があることに注意してほしい。
また、生活防水に対応していたり、内蔵マイクによるハンズフリー通話ができたりと、役立つ機能を搭載。リフレクター構造のスピーカーで音質にもこだわっている。
2台で同時に同じテレビの音声が聴けるデュアルストリーミングにも対応しており、家族などと一緒に楽しむことも可能。GoogleアシスタントやSiriにも対応しており、スマートフォンと接続すればハンズフリーで音声検索が可能なのも便利だ。
本体の形状は人間工学に基づいて設計されており、長時間の使用やラフな姿勢でも快適かつ安定して装着することができる。Bluetoothには対応していないものの、スマートフォンやゲーム機とは付属の専用オーディオケーブルを使って接続可能だ。
テレビと使うかスマホと使うか
ネックスピーカーをなにと接続して使うかによって選び方が変わる。テレビと接続するなら送信機付きのものを選ぼう。テレビがBluetooth送信に対応していなくても、音声をネックスピーカーに送ることができる。一方、スマートフォンと接続して使うならBluetooth送信に対応したものを使うのがおすすめだ。ゲームを楽しむなら低遅延のものを
大迫力の音が重要な分野の1つにゲームがあるが、ゲームプレイ時にネックスピーカーを使用するなら遅延に注意したい。一般的にBluetoothで音声を飛ばした場合、音声の遅延が発生する。これが大きいと、操作に支障が出ることもある。ネックスピーカーを使ってスマホゲームなどをプレイするなら、低遅延で音声を送信できるaptX LLという規格に対応したネックスピーカーがおすすめだ。ただし、スマホ側もこの規格に対応している必要があることに注意してほしい。
振動機能付きなら迫力がアップ
ネックスピーカーのなかには振動機能を搭載したものがある。これは、ネックスピーカーが体に接している点を活かし、重低音を直接体に振動として伝えるためのもの。映画やゲームでの迫力が段違いなので、これらの用途を考えているなら振動機能が入ったものを選びたい。連続再生時間にも注意
ネックスピーカーは一般的にワイヤレスで動作するため、電源も内蔵のバッテリーから供給される。このため、連続して再生できる時間には注意したい。また、頻繁に使うなら充電時間にも注目しよう。短時間で急速充電できるモデルなら、休憩している間にチャージして使用可能時間を延ばすことができる。重さやフィット感も重要
ネックスピーカーは肩に乗せてつかうもの。このため、重さやフィット感には気を付けたい。重いものや、フィット感の悪いものは肩コリの原因になる。ただし、重さに関してはバッテリー駆動時間や音質とトレードオフな部分もある。軽さだけを重視して選ばないようにしたい。シャープ AQUOSサウンドパートナー AN-SS2
シャープのAN-SS2は国内最大級を誇るオーディオビジュアルアワードであるVGPにおいて、2020、2021、2021 SUMMERに金賞を受賞したネックスピーカー。その最大の特徴は88gの軽量設計。家事をしながらテレビの音声を聞いたり、ウォーキング中に音楽を楽しんだりと、アクティブに使えるだろう。また、生活防水に対応していたり、内蔵マイクによるハンズフリー通話ができたりと、役立つ機能を搭載。リフレクター構造のスピーカーで音質にもこだわっている。
シャープ AQUOSサウンドパートナー AN-SX7A
同じシャープのネックスピーカーでありながら、AN-SX7Aはじっくり腰を落ち着けて使うためのもの。こちらもVGPをはじめ、さまざまな賞を受賞している。スピーカーにはバスレフ型構造とパッシブラジエーターを組み合わせ、低音域から中音域までをバランスよく再生可能だ。2台で同時に同じテレビの音声が聴けるデュアルストリーミングにも対応しており、家族などと一緒に楽しむことも可能。GoogleアシスタントやSiriにも対応しており、スマートフォンと接続すればハンズフリーで音声検索が可能なのも便利だ。
ソニー ウェアラブルネックスピーカー SRS-WS1
ソニーのSRS-WS1は、映像との一体感が魅力。スピーカーから耳を包み込むように音が広がり、映像のなかに入り込んだような臨場感を味わうことができる。また、耳元で響くことによる音圧が空気の震えを生み出し、さらに振動機能も搭載しているため、迫力も満点だ。本体の形状は人間工学に基づいて設計されており、長時間の使用やラフな姿勢でも快適かつ安定して装着することができる。Bluetoothには対応していないものの、スマートフォンやゲーム機とは付属の専用オーディオケーブルを使って接続可能だ。