【家電コンサルのお得な話・56】 多くの方がそうであるように、筆者にとってもノートPCは仕事の必需品となっている。そのため、万一の故障に備えてPCは2台で回しているが、2週間前に1台を修理に出したことで、複数台保有の必要性を再認識できた。過去使用してきた複数のPCで故障したのは1回だけで、今回が2回目。しかし、本体の故障よりも頻度が多くて困っているのが「ACアダプターの断線」だ。皆さんはいかがだろうか。
一度は、出張先で研修を実施している最中に通電しなくなり、残りのバッテリーで何とかその場はしのげたが、この時は本当に焦った。
その時から、所有する2台のPCとも、予備のACアダプターを購入して備えているが、汎用性のものを購入しても4000~5000円掛かる上、互換性を確認するのに時間が掛かるし、純正だと「部品扱い」になるため、家電量販店でも取り寄せに2週間くらいの日数が掛かるので結構不便である。
つい先日もACアダプターの接触が悪くなり、上手く通電しないことが増えてきたためアマゾンで探していたが、そのとき目にしたのが「熱収縮チューブキット」(画像参照)だった。
断線しやすい箇所に収縮チューブをはめて、多少距離を置いてライターやろうそくの火であぶるとチューブが収縮し、固定して補強されるというものである。
価格は699円(購入時)と失敗しても諦められる金額だったこともあり、ACアダプターとともに購入。両方とも翌日に到着したため、早速、接触の悪くなったACアダプターで試してみた。火であぶると、結構早い時間で収縮が始まり、しっかりと固定でき、仕上がった後は予想と違ってプラスチックに近い硬さになっていた。
結果として、通電したり、しなかったりという不安定な症状は治まり、現在もこの古いACアダプターを使用している。もちろん、予防目的の商品だろうが、筆者の場合、たまたま症状改善に役立ったのである。予防効果については、時を待たねばわからないが、現在使用中の他の機材には装着し、一応の安心感は得られている。
しかし、消費者の立場から言えば、仕事に使用していることと、機械ものであることから予備のPC保有は仕方ないとしても、付属のACアダプターについては本体の耐久年数くらいはもってもらいたいというのが正直な感想である。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)
■Profile
堀田泰希
1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実戦的内容から評価が高い。
ライターやろうそくの火であぶるとチューブが収縮して補強
頻度こそ少ないものの、故障したPCの修理預かり期間が3週間~1カ月程度掛かるのは非常に痛い。しかし、PC本体の故障よりも頻度が多くて筆者を悩ませているのが「ACアダプターの断線」だ。結構、丁寧に扱っているつもりなのだが、持ち運びが多いからか3年くらいでダメになることが多い。一度は、出張先で研修を実施している最中に通電しなくなり、残りのバッテリーで何とかその場はしのげたが、この時は本当に焦った。
その時から、所有する2台のPCとも、予備のACアダプターを購入して備えているが、汎用性のものを購入しても4000~5000円掛かる上、互換性を確認するのに時間が掛かるし、純正だと「部品扱い」になるため、家電量販店でも取り寄せに2週間くらいの日数が掛かるので結構不便である。
つい先日もACアダプターの接触が悪くなり、上手く通電しないことが増えてきたためアマゾンで探していたが、そのとき目にしたのが「熱収縮チューブキット」(画像参照)だった。
断線しやすい箇所に収縮チューブをはめて、多少距離を置いてライターやろうそくの火であぶるとチューブが収縮し、固定して補強されるというものである。
価格は699円(購入時)と失敗しても諦められる金額だったこともあり、ACアダプターとともに購入。両方とも翌日に到着したため、早速、接触の悪くなったACアダプターで試してみた。火であぶると、結構早い時間で収縮が始まり、しっかりと固定でき、仕上がった後は予想と違ってプラスチックに近い硬さになっていた。
結果として、通電したり、しなかったりという不安定な症状は治まり、現在もこの古いACアダプターを使用している。もちろん、予防目的の商品だろうが、筆者の場合、たまたま症状改善に役立ったのである。予防効果については、時を待たねばわからないが、現在使用中の他の機材には装着し、一応の安心感は得られている。
しかし、消費者の立場から言えば、仕事に使用していることと、機械ものであることから予備のPC保有は仕方ないとしても、付属のACアダプターについては本体の耐久年数くらいはもってもらいたいというのが正直な感想である。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)
■Profile
堀田泰希
1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実戦的内容から評価が高い。