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日本初のフィリップス補聴器コンセプトストアを現地取材、気軽に入店&体験できる工夫が満載!

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2021/09/10 17:30

 オーディオやヘルスケアの分野で数多くの製品を展開しているフィリップスは、日本でも老若男女に認知されている世界的なブランドだ。では、そのフィリップスから「補聴器」が販売されていることはご存じだろうか。2020年1月、世界的な聴覚ヘルスケア企業であるデマント・ジャパンがフィリップスと補聴器分野でライセンス契約を締結。日本で同ブランドの補聴器が購入できるようになった。

 補聴器メーカーは聴覚に関する医療機器を専門に開発・販売している企業が多く、必要になるまでその名前をあまり知らないケースがほとんどだ。補聴器初心者は購入を検討する段階で、どこのメーカーを選べばよいのかという問題に直面する。その点、フィリップスは多くの人が信頼に値するという認識をすでに持っており、市場参入以来、そのブランド力で着々とユーザーを増やしている。

 そんなフィリップス補聴器は、今秋に次の戦略に打って出た。それが日本初となる「フィリップス補聴器コンセプトストア」だ。9月7日、マルイシティ横浜店の地下1階に補聴器専門店「ヒヤアリングストア」に併設する形でオープンした。どのような工夫があるのか、現地で取材してきた。
 
9月7日に「ヒヤリングストア マルイシティ横浜店」の店内にオープンした
「フィリップス補聴器コンセプトストア」

先進技術が凝縮! フィリップス補聴器の特徴

 まずは、フィリップス補聴器のラインアップと特徴を簡単に説明しておきたい。2020年1月に日本市場に参入した同ブランドでは「フィリップス ヒアリンク」シリーズとして、耳あな型や耳かけ型で多くの製品を展開している。今年3月にはAI搭載モデルも発売し、選択肢が広がっている。
 
「フィリップス ヒアリンク」シリーズは多彩なラインアップを揃えている

 幅広いカテゴリーの製品を手がけるフィリップスらしく、見た目はスタイリッシュでコンパクトだ。補聴器を初めて目にする人はそれまで抱いていたイメージを覆されるだろう。そして、なにより注目したいのが、多数の先進技術を搭載していることだ。

 たとえば、AIによる音声処理技術「SoundMap 2」は、1000万回相当の音環境の学習・検証を重ね、知識を蓄積した学習済みの人工知能を搭載することで、騒がしい環境においても、そのときにベストなクリアな音を耳に届けてくれる。また、補聴器のBluetooth通信機能「SoundTie 2」はスマートフォンと連携することで、通話や音楽を補聴器から再生することができ、生活のあらゆる場面で役立ってくれる。

 7月からは補聴器販売店まで出向くことなくオンラインで補聴器の調整(フィッティング)を受けられるサービス「フィリップス リモートフィッティング」の提供を開始したことも見逃せない。これはフィリップス補聴器のユーザーがスマホやタブレットを使って、自宅や外出先からアプリ経由で販売店のスタッフとコミュニケーションをとりながら、補聴器の調整を行えるというもの。外出がしづらい昨今の事情もあって、評価を高めている。
 
「フィリップス リモートフィッティング」のイメージ

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