各自治体が実施主体となり、厚生労働省が定める接種順位に基づき、新型コロナワクチンの接種が進められている。埼玉県さいたま市は、年代ごとに順次予約を受け付け、8月24日10時から当初より1週間前倒しで40代の予約受け付けを開始した。9月3日10時からは12歳以上39歳までの予約受け付けもスタートし、接種対象外の12歳未満を除く、全年齢の予約を受け付ける。


　さいたま市のインターネット予約専用サイト・さいたま市コロナワクチンコールセンター（電話）での予約の条件は、さいたま市に住民票のある満12歳以上の人。なお予約は、1回目・2回目単独、または1回目と2回目のセットで予約を取る必要がある。

　区を問わず、さいたま市内の個別接種会場（個別接種実施医療機関）、集団接種会場（区役所、民間施設）、インターネット予約のみの特設接種会場から選択できるが、特設接種会場の浦和競馬場 第1駐車場は接種終了、市営桜木駐車場は2回目の接種実施につき「9月13日以降実施予定」となっている。また、集団接種会場の一つ、旧市民会館うらわは24日10時10分時点で、9月9日まで予約枠に空きはない。旧市民会館うらわでの9月10日～16日のワクチン接種の予約は、8月31日9時に開始する。
 
　なお、埼玉県は、県民（県内の自治体に住民票のある人）を対象に県内4カ所（東部・南部・西部・北部）で新型コロナワクチン接種センターを運営している。南部の会場はさいたま市 浦和合同庁舎。こちらは年齢による優先順はなく、ワクチン接種を希望する18歳以上の県が定義するエッセンシャルワーカーなら誰でも予約可能だ。インフラ関連、住居に関するサービス、生活関連サービスなどを含むエッセンシャルワーカーの一覧は、ウェブサイトで公開している。