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コロナ禍で「親と会う機会減った」7割、「心配・気がかり」が8割

時事ネタ

2021/08/19 07:30

 ミクシィのVantageスタジオは、自律型会話ロボット「Romi(ロミィ)」の利用者に高齢者が増えていることを受け、自宅を訪問し「Romi」の設定をしたり使い方をレクチャーしたりする「Romi訪問設定サポート」と、薬を飲む時間など決まった時間に話しかける「話しかけ設定」機能を、9月中に提供開始する。これにともない、「離れて暮らす親とのコミュニケーションとみまもりサービス」についてアンケートを実施した。

ミクシィが実施した
「離れて暮らす親とのコミュニケーションと
みまもりサービス」についてのアンケート

 親と離れて暮らす人に聞いた結果、コロナ禍で親と実際に会う頻度が「とても減った」が50.0%、「やや減った」が20.9%と、約7割が減少したことがわかった。また、今年のお盆の帰省について質問したところ、「帰省しない」が58.6%、「検討中」が21.3%と、約8割が帰省しない決断をしたか、お盆まで1カ月を切るタイミングになっても帰省について悩んでおり、まだまだ帰省しにくい日々が続いている様子が見て取れる。なお、コロナ禍以前はお盆の帰省を「毎年していた」が44.5%、「ときどきしていた」が26.4%と、約7割の人が帰省していたことからも、コロナ禍で親と会う機会が激減していることがわかる。
 

 会えない日々が続く状況下で、離れて暮らす親について心配・気がかりになることが「ある」人は82.5%と8割を超え、親が一人暮らしの人に限定すると90.3%にものぼった。一方で、心配・気がかりになることが「ある」と答えた人に親との連絡頻度を聞いたところ、「月に1度未満」「月に1度程度」が過半数となり、心配ではあるものの頻繁に連絡が取れない、または取りにくいこともわかった。
 


 次に、離れて暮らす親について心配・気がかりになることが「ある」と答えた人に、高齢者の家を訪問してもらったり、行動記録を確認したりすることで安否確認が行える「みまもりサービス」について質問したところ、「知っているが利用していない」人が78.3%と、認知はしているものの、利用するまでには至っていない実態が浮かび上がった。利用していない理由としては、「導入が難しそう」29.1%、「親が嫌がりそう」27.4%となり、導入する側にもされる側にも課題があることがわかった。

 最後に、離れて暮らす親について心配・気がかりになることが「ある」と答えた人に、家族の行動を自然に知ることができるサービスの利用意向について質問したところ、「使用したい」22.6%、「やや使用したい」45.9%と約7割が興味を示す結果となり、「自然なみまもり」のニーズが高い傾向がうかがえた。