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J.D. パワー ジャパン調べ、車のサブスクサービスは「56%が認知」も「利用検討は1割未満」

時事ネタ

2021/08/16 18:30

 J.D. パワー ジャパンは8月11日に、同社が実施した新型コロナ禍でのカーライフやクルマの意向に関するアンケート調査のうち、車の定額制サービス「サブスクリプション」と「カーリース」に関する結果を発表した。同調査は、20~69歳の男女2800名に対して、6月に実施された。

車のサブスクリプションサービスの認知度は半数超に

 調査対象者に、車のサブスクリプションサービスについて知っているか尋ねたところ、「名前は見聞きしたことがある」が33%、「サービス内容を知っている」が23%(「何となくは知っている」(18%)、「詳しく知っている」(5%)の合計)となり、58%の人が車のサブスクリプションサービスの存在を少なからず認識していることがわかった。
 
現在車を保有している人の方が車のサブスクリプションサービスの認知度が高い

 車のサブスクリプションサービスの認知率(「名前は見聞きしたことがある」「何となくは知っている」「詳しく知っている」の合計)は、どの世代でも55~56%と世代による開きはみられなかったが、現在車を保有している層と保有していない層で比較すると、車保有層での認知率が59%なのに対して、非保有層での認知率が45%と、現在車を保有している層の方が車のサブスクリプションサービスに馴染みがあることが明らかになった。
 
車のサブスクリプションサービスの利用意向はわずか4%に留まる

 車の保有や利用の仕方について、今後検討するものを尋ねた質問では、サブスクリプションサービスの利用を「検討する」という回答は4%に留まり、現在車を保有している層だけでも5%と、あまり差はみられなかった。
 
カーリースの認知度は7割超に

 カーリースについて知っているか尋ねたところ、「名前は見聞きしたことがある」が39%、「サービス内容を知っている」が35%(「何となくは知っている」(26%)、「詳しく知っている」(9%)の合計)となっており、7割超の人がカーリースの存在を少なからず認識している。
 
カーリースの認知度、世代や車の有無によって大きな開きが

 世代別では、シニア層(60~69歳)では85%が認知しているのに対して、若年層(20~34歳)の認知は67%に留まった。また、現在車を保有している層と保有していない層との比較では、保有層の認知率(「名前は見聞きしたことがある」「何となくは知っている」「詳しく知っている」の合計)は80%、非保有層の認知率は58%と、大きな開きがみられる。
 
今後のカーリースの利用意向は5%に留まる

 車の保有や利用の仕方について、今後検討するものを尋ねた質問では、カーリースの利用を「検討する」という回答は5%に留まり、現在車を保有している層だけでも6%と、あまり差はみられなかった。