高還元率のキャンペーンを多く実施していることで知られるPayPay。そのキャンペーンで得られるのが「PayPayボーナス」と呼ばれるポイントだ。PayPayボーナスは次回以降のPayPayでの支払い時に残高として使えるが、運用もできることをご存じだろうか。PayPay の「ボーナス運用」と呼ばれるサービスは、通常の投資のように口座開設を行う必要がなく、気軽に始めることができる。非常にお手軽に投資体験ができるため、ポイントを持て余してしまうことが多い人は試してみると思わぬ成果が得られるかもしれない。
PayPayボーナス運用の特徴
まずはPayPay ボーナス運用の代表的な特長を紹介しよう。
ID登録や口座開設などの手続き不要
通常、投資を始めるには準備に時間がかかる。ID登録や口座開設、本人確認など、手間のかかる処理が多く、面倒で始めるのを断念した人もいるかもしれない。それに対して、PayPay ボーナス運用はそのような手続きが不要なのが特徴となっている。始め方は、PayPayアプリのホーム画面にある「ボーナス運用」から案内に従ってスマホ上で少し設定を行うだけ。思い立ったらすぐに始められる
1円分から始められる
運用というとそれなりの額の元手を用意しておかないと始められないと思っていないだろうか。PayPay ボーナス運用では、1円分のPayPayボーナスから運用を始めることができる。PayPayボーナスをもらったものの、次の支払い時に端数が残ってしまったということはよくあるかと思う。そんなときに余った分をPayPayボーナス運用に回すという選択もアリだ。
手数料不要
証券会社での投資には、売買や運用時に手数料が発生する。これが意外と負担になるが、PayPayボーナス運用では手数料が一切かからない。PayPayボーナスを運用に追加するときも、引き出すときも0円だ。細かいことを考えなくてもいいのは、初心者にもピッタリといえるだろう。
ユーザー300万人突破
PayPay ボーナス運用を行っている人は増えており、2021年4月5日時点でユーザー数はすでに300万人を超えているという。また、PayPayボーナス運用を利用した人は実際の投資サービスの利用意向が高いという調査結果もあり、実際の投資へのステップアップとして利用している人も多いのかもしれない。
PayPayボーナス運用の注意点
PayPayボーナス運用は人気のサービスではあるが、いいことばかりではない。注意点もあるのでしっかり把握して利用するようにしよう。
PayPayボーナスのみ運用可能
PayPayボーナス運用で利用できるのは「PayPayボーナス」だけだ。高還元率キャンペーンでは「PayPayボーナスライト」で還元されることもあるが、残念ながらPayPayボーナスライトをPayPay ボーナス運用に使用することはできない。また、「PayPayマネー」「PayPayマネーライト」の利用も不可能だ。特に、有効期限のあるPayPayボーナスライトを運用に使いたいという人は多いだろうが、それはできないということは覚えておきたい。
必ずしも利益が出るわけではない
PayPayボーナス運用は、スタンダードコースならアメリカを代表する企業500社に分散して運用、チャレンジコースも500社への投資であるがスタンダードコースの3倍の変動率で運用される。いずれも常に利益が出るとは限らず、運用に回したPayPayボーナスに対してポイントが下回ることもありえる。元本保証されているサービスではないことはしっかりと理解したうえで利用したい。
余ったポイントを有効活用しよう
投資といわれると何となく難しそうとか怖そうというイメージを持ってしまい、始めるのに躊躇するかもしれない。しかし、PayPayボーナス運用なら、余ったPayPayボーナス1円分から始めることができ、比較的気楽に始めることが可能だ。これから本格的な投資を始めたいという人がその第一歩として使うのにもいいサービスといえる。まずは、余っているポイントを有効活用するという目的で始めてみてはいかがだろうか。(ライター・ハウザー)