【記者のひとこと】設置から運用までの提供で不安解消

コラム

2021/07/30 10:00

 ダークトレース・ジャパン、ジェイズ・コミュニケーション、S&Jの3社は、協業で「Darktrace アラート分析・監視サービス」を発売しました。ダークトレースのNDR(Network Detection and Response)製品「Enterprise Immune System」の設置から運用までをパッケージサービスとして提供します。

 NDRは、企業内の通信パケットや「Microsoft 365」といったクラウドサービスとの通信などのネットワーク状況を可視化し、異常な通信を検知するシステムで国内でも認知度が徐々に高まっています。

 一方で、中堅・中小企業ではセキュリティ人材が不足していることから、最新のシステムを導入しても運用がうまくできないケースが多いといいます。今回、3社が協業して設置から運用までをパッケージ化して提供する背景には、こういった中堅・中小企業の課題を解決したいという思いがあるとのことです。

 複雑化しているサイバー攻撃に対抗するため、セキュリティ製品も進化していますが、その反面、運用がどんどん難しくなっています。最新製品の販売手法として、運用までをパッケージ化する販売方法は今後も増えていくのではないかと思います。(岩田晃久)

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ダークトレース・ジャパンなど3社が協業 製品と運用支援をパッケージにしたネットワークセキュリティサービスを発売 導入から運用までをワンストップで提供