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Googleがお金コミュニケーションアプリ「pring」を買収 スマホ送金サービス強化か

経営戦略

2021/07/14 18:00

 pring(プリン)は、Googleによる株式取得に向けた契約を2021年7月13日に締結した。正式発表前に事前報道があり、Androidスマートフォン(スマホ)のみ利用できるGoogleのウォレットサービス「Google Pay」の強化や日本国内の金融サービス参入が買収の目的とみられている。

送金アプリ「pring」

 2018年2月にリリースした「pring」は、スマホで簡単にお金のやりとりができるお金コミュニケーションアプリ。お金を「送る」「もらう」「払う」「チャージ」「口座に戻す」の全てが無料(一部は有料)で利用可能。その後、法人送金サービス、投稿に対する1円からの応援(投げ銭)といった機能を追加し、コード決済が利用可能な店舗も拡大した。なお、買収によるpringサービスの変更はない。

 pringは、メタップス、みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、ベンチャーキャピタルのWiLが出資して2017年5月1日に設立。Google International LLCによるpring の全株式取得の意向を受け、発行済み株式の45.3%を保有するメタップスを筆頭に、各社は保有する株式をGoogleに譲渡する。