大分県佐伯市に、一度は登ってほしい山がある。城山(佐伯城跡)である。国木田独歩が愛したともいわれている山で、地元のシンボルといえる。この城山には、守るべき自然がたくさんある。四季で姿をしっかりと変え、さまざまな植物・昆虫・動物が地域の人々に守られながらここで暮らしている。
城山は、標高144mで山頂までの登山道は1kmにも満たない登りやすい山である。歩いて20分ほどで登れるので、地元の人は課外授業で一度は登った経験があるなど、とても慣れ親しまれている。日中いつ行っても人が居て挨拶し合うような、そんな温かい場所でもある。しかも、“大”を付けてもいいぐらいの自然が迎え入れてくれる。そんな大自然にもっと深く触れることができる「城山ナイトハイク」がある。
城山ナイトハイクは、その名の通り夜の城山に登る、子どもに限らず大人でさえもわくわくしてしまうイベントだ。夜の自然は、楽しさ、怖さ、好奇心、発見がたくさん詰まっている。夜の登山では、なんと野生のムササビを見ることができるのである。そのため、ムササビ目当ての参加者も多いという。ムササビは珍しい生き物というわけではないが、1年中豊かな自然がある場所でなければ生活できない。ムササビを観測できるということが、この城山の自然の豊富さを物語っている。
城山は四季で姿を変える。5月末から6月にかけて、ヒメボタル(陸生の蛍)も観測することができるので、おすすめである。ムササビは一年中見ることができるが、季節によってはヒメボタルの他に、フクロウ、オオイタサンショウウオ、ニホンヒキガエル、キツツキなどにも出会える。また、佐伯の夜景や透き通った空気から見える星空などの景色も楽しむことができる。さらに、コロナ禍による運動不足の解消や体力づくりにもうってつけといえる。
城山は、紅葉しない1年中緑の木々の森だが、その中でも温度や日没時間の変化、星の移り変わり、生き物の生態を通し、四季の移り変わりをしっかりと感じることができる。城山に登り、人と自然に触れて「佐伯」という街がどんなところか見えてくるのが、一番の魅力かもしれない。(フリーライター・御手洗)
城山は、標高144mで山頂までの登山道は1kmにも満たない登りやすい山である。歩いて20分ほどで登れるので、地元の人は課外授業で一度は登った経験があるなど、とても慣れ親しまれている。日中いつ行っても人が居て挨拶し合うような、そんな温かい場所でもある。しかも、“大”を付けてもいいぐらいの自然が迎え入れてくれる。そんな大自然にもっと深く触れることができる「城山ナイトハイク」がある。
城山ナイトハイクは、その名の通り夜の城山に登る、子どもに限らず大人でさえもわくわくしてしまうイベントだ。夜の自然は、楽しさ、怖さ、好奇心、発見がたくさん詰まっている。夜の登山では、なんと野生のムササビを見ることができるのである。そのため、ムササビ目当ての参加者も多いという。ムササビは珍しい生き物というわけではないが、1年中豊かな自然がある場所でなければ生活できない。ムササビを観測できるということが、この城山の自然の豊富さを物語っている。
城山は四季で姿を変える。5月末から6月にかけて、ヒメボタル(陸生の蛍)も観測することができるので、おすすめである。ムササビは一年中見ることができるが、季節によってはヒメボタルの他に、フクロウ、オオイタサンショウウオ、ニホンヒキガエル、キツツキなどにも出会える。また、佐伯の夜景や透き通った空気から見える星空などの景色も楽しむことができる。さらに、コロナ禍による運動不足の解消や体力づくりにもうってつけといえる。
城山は、紅葉しない1年中緑の木々の森だが、その中でも温度や日没時間の変化、星の移り変わり、生き物の生態を通し、四季の移り変わりをしっかりと感じることができる。城山に登り、人と自然に触れて「佐伯」という街がどんなところか見えてくるのが、一番の魅力かもしれない。(フリーライター・御手洗)