そのクレカ、◯◯にチャージ可能? 覚えておきたい「Visa」「MasterCard」「JCB」の違い
新規入会するクレジットカードの国際ブランド(Visa/MasterCard/JCB/AmericanExpressなど)は、通常、本人自身で選ぶ。特定のブランド(主にAmericanExpress)だけ年会費や年会費優遇の条件が異なるケースもあるが、原則、どのブランドを選んでも、カードブランド限定キャンペーンの参加可否以外は同じだ。
もし、保有するクレジットカードを2枚だけに絞ると仮定すると、最有力の組み合わせが「Visa」と「Mastercard」、次が「Mastercard」と「JCB」だ。ただし、プロパーカードと呼ばれる、JCBオリジナルまたはAmericanExpressオリジナルのクレジットカードを1枚目のカードに選ぶなら、JCBとMastercardまたはAmericanExpressとMastercardの組み合わせも候補になる。
理由は、同じカードブランド2枚で利用可能なクレジットカードがVisaだけ、JCBとMasterCardだけといった店舗で、クレジット決済が不可になるからだ。特に、ミクシィが提供する招待制のウォレットアプリ「6gram」、ローソンで3%還元のKDDIのスマートフォン決済サービス「au PAY」は、チャージ可能なクレジットカードに制限があり、両サービスへのチャージを念頭に入れるなら、1枚はMastercardブランドを選ぼう。
6gramはVisa/Mastercardのみだが、iPhoneではApple Payからのチャージにも対応。au PAYはMastercard/AmericanExpressのみで、au PAYカード、TS CUBICカード、楽天カード、ビューカードなど一部のカードに限り、カードブランド問わずチャージ可能だが、総合的に見てMastercardが無難だろう。au PAYとの組み合わせなら、AmericanExpressも使い勝手は悪くない。
まとめると、クレジットカードは、Visa・Mastercard、JCB・Mastercard、AmericanExpress・Mastercardなど、少なくとも異なるブランドで2枚以上保有し、用途・チャージ先などに応じて使い分けよう。使いすぎが心配なら、ポイント還元ではなく利便性を優先し、チャージ残高や利用上限額までしか使えないプリペイドカード/デビットカードをメインの決済手段としてもいいだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)
もし、保有するクレジットカードを2枚だけに絞ると仮定すると、最有力の組み合わせが「Visa」と「Mastercard」、次が「Mastercard」と「JCB」だ。ただし、プロパーカードと呼ばれる、JCBオリジナルまたはAmericanExpressオリジナルのクレジットカードを1枚目のカードに選ぶなら、JCBとMastercardまたはAmericanExpressとMastercardの組み合わせも候補になる。
理由は、同じカードブランド2枚で利用可能なクレジットカードがVisaだけ、JCBとMasterCardだけといった店舗で、クレジット決済が不可になるからだ。特に、ミクシィが提供する招待制のウォレットアプリ「6gram」、ローソンで3%還元のKDDIのスマートフォン決済サービス「au PAY」は、チャージ可能なクレジットカードに制限があり、両サービスへのチャージを念頭に入れるなら、1枚はMastercardブランドを選ぼう。
6gramはVisa/Mastercardのみだが、iPhoneではApple Payからのチャージにも対応。au PAYはMastercard/AmericanExpressのみで、au PAYカード、TS CUBICカード、楽天カード、ビューカードなど一部のカードに限り、カードブランド問わずチャージ可能だが、総合的に見てMastercardが無難だろう。au PAYとの組み合わせなら、AmericanExpressも使い勝手は悪くない。
一部で話題の6gramにリアルカードが登場
6gramは、6月8日に有料でリアルカードの発行を開始。オンラインに加え、リアル店舗でも使えるアプリ連動型のVisaプリペイドカードがまた一つ増えた。また、メルカリは今年3月8日からメルペイ残高でMasterCardオンライン加盟店で支払える「バーチャルカード」の発行を開始。カードブランドやチャージ方法こそ異なるが、コンセプトは同じ、「アプリ」を中心としたデジタルウォレットサービスだ。まとめると、クレジットカードは、Visa・Mastercard、JCB・Mastercard、AmericanExpress・Mastercardなど、少なくとも異なるブランドで2枚以上保有し、用途・チャージ先などに応じて使い分けよう。使いすぎが心配なら、ポイント還元ではなく利便性を優先し、チャージ残高や利用上限額までしか使えないプリペイドカード/デビットカードをメインの決済手段としてもいいだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)