池上紗理依さんと川本淳市さん主演の空手映画「ひとつの空」、今秋公開へ
6月7日、東京・銀座のCHEEPA'S CAFEで、空手を題材とした映画「ひとつの空」の製作発表会が開催された。同作は、東京五輪の正式種目に「空手」が採用されたことを受けて制作された作品。監督・脚本の遠藤一平氏は、「空手独自の優しさを描いた映画を通じて、子どもたちが空手を好きになり、強く優しい人になるきっかけをつくりたい」との思いを込めた。2021年秋から公開予定としている。
ひとつの空は、タレントの池上紗理依さんが演じる不登校の少女「横倉莉子」と、川本淳市さんが演じるすべてを失った「正田健吾」が、空手を通じて失っていたものを少しずつ取り戻し、健やかな生き方を見出していく作品。
主人公の横倉莉子は、嫉妬によるいじめに遭って不登校になってしまい、非行に走ってしまう。ある日、喧嘩に巻き込まれたところを空手家の正田健吾に助けられ、空手でみんなを見返してやろうと思い立つ。正田健吾は横倉莉子の熱意に背中を押されながら少しずつ過去を乗り越え、空手を教え始める。横倉莉子はついに試合に出場できるまでに成長。試合を通じて、家族の絆を取り戻すことはできるのか、失った自分を取り戻せるのか、親友と決着をつけることはできるのか、といった展開になっている。
主題歌は、「T-BOLAN」の『ひとつの空~no rain no rainbow~』。1991年7月10日、シングル「悲しみが痛いよ」でデビューした伝説のロックバンドだ。ヴォーカルは森友嵐士さん、ドラムは青木和義さん、ギターは五味孝さん、ベースは上野博文さんが務める。
空手は、諸説あるが、14世紀ごろに沖縄(当時は琉球王国)で誕生した武術。現在では、世界200カ国余りで競技が行われている。ただ、流派が多いのでルールの統一が難しい、「最も速い格闘技」なので勝敗の判定が難しい、といった理由でこれまで採用は見送られていた。今回、正式種目に採用されたことは、空手を広める絶好の機会といえる。
また、空手には「強くなり相手を倒す」ことだけではなく「礼節を重んじること・誠の道を守ること・人格形成に努めること」など、精神面の修業が重んじられる。日本伝統の武術“空手”のストーリーを通じてその心を伝える、というコンセプトで制作された。
師範役の藤岡弘、さんは、「今年の日本の五輪で空手が競技として認められたことは、とても意義があることだと思います。そのようなときに、この映画は武道教育の大切さを映像を通して伝えられたらと、意義を感じ、特別出演で協力をさせていただきました」とコメントを寄せている。
同日の発表会で、主人公を演じた池上紗理依さんは「一つのことをやり遂げることで、新たな道が開き一歩進むことができる。空手を通して心身ともに成長する姿を見てほしい」とビデオレターで語った。
登壇した監督の遠藤一平氏は、「空手を世の中に広めるだけでなく、楽しんでもらうためにエンタメ要素を強めに作った。撮影中も過酷でコロナも来た。一時はどうなるかと思ったが、皆さんに支えられて完成させることができた」と感謝を述べた。
同じく登壇した川本淳市さんは、「空手を通して若者の成長や大人の見守り方、生き方を考えさせられる映画。主人公の女子高生の師匠を演じたが、若い子に囲まれ、藤岡さん、宮内さんというスーパーヒーローに支えられ、充実した現場でした。火事のシーンはリアルに燃やしたので、見ごたえのあるシーンになっています」と振り返った。
キャストは、主演「横倉莉子(18歳)」が池上紗理依さん、同じく主演「正田健吾(50歳)」が川本淳市さん、「新堂愛羅(18歳)」が白本彩奈さん、「謎の男」が加藤雅也さん、「生川悠斗(22歳)」が三木崇史さん、「師範(70歳)」が藤岡弘、さん、「ミキモト(68歳)」が成瀬正孝さん、「横倉悟(42歳)」が倉一平さん、「叔父(63歳)」が宮内洋さん、「叔母(55歳)」が山本みどりさん、「美智子(18歳)」が清水小百合さん、「女格闘家」がイリンさん(ゲスト出演)、「先輩・松田樹(22歳)」が秋山真太郎さん(劇団 EXILE)、「美咲(18歳)」が深山奈優さん、歌手の一条貫太さん、中田宏さん(友情出演)。
企画は松島輔時生氏。製作はM&Cとマグナックス。製作協力はマグナックス大門スタジオ。プロデューサーは笹沼亜也氏と小野田東朗氏。音楽は長谷川久氏と野島健太郎氏。脚本は遠藤一平氏とめぐみ千尋氏。監督は遠藤一平氏。
ひとつの空は、タレントの池上紗理依さんが演じる不登校の少女「横倉莉子」と、川本淳市さんが演じるすべてを失った「正田健吾」が、空手を通じて失っていたものを少しずつ取り戻し、健やかな生き方を見出していく作品。
主人公の横倉莉子は、嫉妬によるいじめに遭って不登校になってしまい、非行に走ってしまう。ある日、喧嘩に巻き込まれたところを空手家の正田健吾に助けられ、空手でみんなを見返してやろうと思い立つ。正田健吾は横倉莉子の熱意に背中を押されながら少しずつ過去を乗り越え、空手を教え始める。横倉莉子はついに試合に出場できるまでに成長。試合を通じて、家族の絆を取り戻すことはできるのか、失った自分を取り戻せるのか、親友と決着をつけることはできるのか、といった展開になっている。
主題歌は、「T-BOLAN」の『ひとつの空~no rain no rainbow~』。1991年7月10日、シングル「悲しみが痛いよ」でデビューした伝説のロックバンドだ。ヴォーカルは森友嵐士さん、ドラムは青木和義さん、ギターは五味孝さん、ベースは上野博文さんが務める。
空手は、諸説あるが、14世紀ごろに沖縄(当時は琉球王国)で誕生した武術。現在では、世界200カ国余りで競技が行われている。ただ、流派が多いのでルールの統一が難しい、「最も速い格闘技」なので勝敗の判定が難しい、といった理由でこれまで採用は見送られていた。今回、正式種目に採用されたことは、空手を広める絶好の機会といえる。
また、空手には「強くなり相手を倒す」ことだけではなく「礼節を重んじること・誠の道を守ること・人格形成に努めること」など、精神面の修業が重んじられる。日本伝統の武術“空手”のストーリーを通じてその心を伝える、というコンセプトで制作された。
師範役の藤岡弘、さんは、「今年の日本の五輪で空手が競技として認められたことは、とても意義があることだと思います。そのようなときに、この映画は武道教育の大切さを映像を通して伝えられたらと、意義を感じ、特別出演で協力をさせていただきました」とコメントを寄せている。
同日の発表会で、主人公を演じた池上紗理依さんは「一つのことをやり遂げることで、新たな道が開き一歩進むことができる。空手を通して心身ともに成長する姿を見てほしい」とビデオレターで語った。
登壇した監督の遠藤一平氏は、「空手を世の中に広めるだけでなく、楽しんでもらうためにエンタメ要素を強めに作った。撮影中も過酷でコロナも来た。一時はどうなるかと思ったが、皆さんに支えられて完成させることができた」と感謝を述べた。
同じく登壇した川本淳市さんは、「空手を通して若者の成長や大人の見守り方、生き方を考えさせられる映画。主人公の女子高生の師匠を演じたが、若い子に囲まれ、藤岡さん、宮内さんというスーパーヒーローに支えられ、充実した現場でした。火事のシーンはリアルに燃やしたので、見ごたえのあるシーンになっています」と振り返った。
キャストは、主演「横倉莉子(18歳)」が池上紗理依さん、同じく主演「正田健吾(50歳)」が川本淳市さん、「新堂愛羅(18歳)」が白本彩奈さん、「謎の男」が加藤雅也さん、「生川悠斗(22歳)」が三木崇史さん、「師範(70歳)」が藤岡弘、さん、「ミキモト(68歳)」が成瀬正孝さん、「横倉悟(42歳)」が倉一平さん、「叔父(63歳)」が宮内洋さん、「叔母(55歳)」が山本みどりさん、「美智子(18歳)」が清水小百合さん、「女格闘家」がイリンさん(ゲスト出演)、「先輩・松田樹(22歳)」が秋山真太郎さん(劇団 EXILE)、「美咲(18歳)」が深山奈優さん、歌手の一条貫太さん、中田宏さん(友情出演)。
企画は松島輔時生氏。製作はM&Cとマグナックス。製作協力はマグナックス大門スタジオ。プロデューサーは笹沼亜也氏と小野田東朗氏。音楽は長谷川久氏と野島健太郎氏。脚本は遠藤一平氏とめぐみ千尋氏。監督は遠藤一平氏。