遅れる高校のGIGAスクール、「1人1台端末」は「配布していない」が58%
スタディプラスは6月1日、全国の高等学校の教科主任を対象に実施した、「1人1台端末」の整備状況やデジタル教材の導入状況に関するアンケート調査の結果を発表。「1人1台端末」の整備状況については、高校1~3年生の全学年で「1人1台配布していない」が58%となり、「1人1台配布済み」という回答は2割弱に留まっていることが明らかになった。
一方で、私立高校では「1人1台配布していない」という回答が36%に達し、公立と私立における整備状況の差が明らかになっている。
「1人1台端末」を配布する場合の費用負担者について尋ねたところ、公立高校では64%が「設置自治体負担」、3割が「保護者負担」で、都道府県ごとの方針によって負担者が異なる。また、私立ではほぼすべてが保護者負担だった。
「1人1台端末」の機種は、公立高校ではChromebookやSurfaceが多く、私立ではiPadが多かった。
公立と私立の差も明らかに
同調査は、4月23日~5月7日の期間に行われ、2048人から有効回答を得ている。公立高校では、「1人1台配布していない」という回答が約7割に達しており、多くの公立高校ではまだ配布も開始されていない。一方で、私立高校では「1人1台配布していない」という回答が36%に達し、公立と私立における整備状況の差が明らかになっている。
「1人1台端末」を配布する場合の費用負担者について尋ねたところ、公立高校では64%が「設置自治体負担」、3割が「保護者負担」で、都道府県ごとの方針によって負担者が異なる。また、私立ではほぼすべてが保護者負担だった。
「1人1台端末」の機種は、公立高校ではChromebookやSurfaceが多く、私立ではiPadが多かった。