ローソンで人気の「お試し券」をファミマも開始! 早くも一部のクーポンは配布終了
主要コンビニ3社といえば、セブン‐イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートを指す。セブン‐イレブン・ジャパンは「セブン-イレブンアプリ」、ローソンは「ローソンアプリ」、ファミリーマートは「ファミペイ」という名称でそれぞれ公式アプリを提供している。
2021年4月にセブン‐イレブン・ジャパンと京王ストアは、京王ストアが運営する駅売店・コンビニエンスストア(A LoT、K-SHOPなど)のフランチャイズ化で業務提携したと発表した。連携の上、おおむね2年間で約40店舗をセブン‐イレブンのフランチャイズ店舗に転換する。第1号店は2021年の夏~秋頃にオープンの予定。セブン-イレブンアプリで頻繁にクーポンが配信されていると知っている京王線ユーザーは、セブン‐イレブンへの転換を歓迎しているだろう。
またファミリーマートは、6月1日朝7時から「ファミペイアプリ」限定で、飲料や菓子などの新商品・人気商品を週替わりでお得に購入できるサービス「お試しクーポン」を開始した。
ローソンアプリの「お試し引換券」とほぼ同じサービスで、違いはポイントではなく、FamiPay残高(FamiPayボーナス含む)でも引き換え可能なこと。とはいえ、基本的にポイントをためているユーザーに向けた期間限定ポイントの有効活用、いわゆる「ポイ活」を来店動機に変える試みであり、ローソンアプリの「お試し引換券」では、あまりのお得さからSNSですぐに情報が拡散され、人気商品は早期に交換終了となっている。
コンビニの公式アプリは、クーポン配信に加え、決済サービスの搭載やポイント連携を行い、便利なアプリ・身近なアプリを目指している。商品引き換えクーポンは、品切れの場合には利用不可なので、ポイント引き換え限定クーポンを使ったポイ活は、該当コンビニ店舗数の多いエリアのほうが有利。小型店のため品切れや取り扱いなしの可能性もあるが、駅ナカコンビニも、もちろん店舗数のカウントに入る。
セブン-イレブンアプリは、7iDでログインすることでセブン&アイグループ共通ポイントのセブンマイルがたまり、決済機能としてPayPayを登録すると、支払いと同時にアプリの会員コードを読み込む。ローソンアプリは決済機能にau PAYを搭載し、ポイントカード連携を行えば、一つのアプリ内でデジタルPontaカードまたはモバイルdポイントカードを表示できる(ポイントはアプリ内で切り替え可能)。ファミペイは、アプリ名と同一の電子マネーFamiPayを搭載し、アプリのバーコードを提示するだけで、事前に登録した楽天ポイント・dポイント・Tポイントのいずれかがたまり、FamiPayでそのまま決済することも、電子マネーやクレジットカードなど、他の決済手段で支払うこともできる。
沿線・駅とコンビニ、キャッシュレス決済、そして共通ポイントが結びつき、人々の行動データや購入データから生活パターンや趣味・嗜好が浮かび上がる。そんな狙いがあっての一連の新サービス・新機能の追加だと考えられる。お得なクーポンの裏側を考えると、好きなコンビニの公式アプリはインストール必須、毎回アプリを提示してポイントやマイルをため、「ここに店舗は必要」と足跡を残したほうがよさそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)
2021年4月にセブン‐イレブン・ジャパンと京王ストアは、京王ストアが運営する駅売店・コンビニエンスストア(A LoT、K-SHOPなど)のフランチャイズ化で業務提携したと発表した。連携の上、おおむね2年間で約40店舗をセブン‐イレブンのフランチャイズ店舗に転換する。第1号店は2021年の夏~秋頃にオープンの予定。セブン-イレブンアプリで頻繁にクーポンが配信されていると知っている京王線ユーザーは、セブン‐イレブンへの転換を歓迎しているだろう。
またファミリーマートは、6月1日朝7時から「ファミペイアプリ」限定で、飲料や菓子などの新商品・人気商品を週替わりでお得に購入できるサービス「お試しクーポン」を開始した。
ローソンアプリの「お試し引換券」とほぼ同じサービスで、違いはポイントではなく、FamiPay残高(FamiPayボーナス含む)でも引き換え可能なこと。とはいえ、基本的にポイントをためているユーザーに向けた期間限定ポイントの有効活用、いわゆる「ポイ活」を来店動機に変える試みであり、ローソンアプリの「お試し引換券」では、あまりのお得さからSNSですぐに情報が拡散され、人気商品は早期に交換終了となっている。
コンビニの公式アプリは、クーポン配信に加え、決済サービスの搭載やポイント連携を行い、便利なアプリ・身近なアプリを目指している。商品引き換えクーポンは、品切れの場合には利用不可なので、ポイント引き換え限定クーポンを使ったポイ活は、該当コンビニ店舗数の多いエリアのほうが有利。小型店のため品切れや取り扱いなしの可能性もあるが、駅ナカコンビニも、もちろん店舗数のカウントに入る。
セブン-イレブンアプリは、7iDでログインすることでセブン&アイグループ共通ポイントのセブンマイルがたまり、決済機能としてPayPayを登録すると、支払いと同時にアプリの会員コードを読み込む。ローソンアプリは決済機能にau PAYを搭載し、ポイントカード連携を行えば、一つのアプリ内でデジタルPontaカードまたはモバイルdポイントカードを表示できる(ポイントはアプリ内で切り替え可能)。ファミペイは、アプリ名と同一の電子マネーFamiPayを搭載し、アプリのバーコードを提示するだけで、事前に登録した楽天ポイント・dポイント・Tポイントのいずれかがたまり、FamiPayでそのまま決済することも、電子マネーやクレジットカードなど、他の決済手段で支払うこともできる。
沿線・駅とコンビニ、キャッシュレス決済、そして共通ポイントが結びつき、人々の行動データや購入データから生活パターンや趣味・嗜好が浮かび上がる。そんな狙いがあっての一連の新サービス・新機能の追加だと考えられる。お得なクーポンの裏側を考えると、好きなコンビニの公式アプリはインストール必須、毎回アプリを提示してポイントやマイルをため、「ここに店舗は必要」と足跡を残したほうがよさそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)