自宅から最もドラッグストアは、最近リニューアルオープンしたスギ薬局。スマートフォン決済サービス「d払い」の「d払いがつかえるお店」によると、現在地から310mという。この幹線道路沿いには、複数のドラッグストアが立ち並び、企業の求人情報によると、今夏にさらに新店舗がオープンする。
こうしたドラッグストア集中出店エリアは、都心のターミナル駅周辺はもちろん、全国各地に見受けられる。そこで今回は、郊外型ドラッグストアのポイントサービスと、利用可能なスマートフォン(スマホ)決済サービス・電子マネーをまとめた。
マツモトキヨシ
それぞれのポイントカード・アプリの提示で、dポイントとマツキヨポイントがたまる(dポイント・マツキヨポイントはともに税別100円に1ポイント付与)。マツキヨ公式アプリで割引クーポンも配布している。利用可能な決済方法は全店共通ではなく、店舗ごとに異なる。標準的な店舗では、PayPay、d払い、au PAY、メルペイ、LINE Pay、交通系電子マネー/楽天Edy/iD/QUICPayが利用可能。
ウエルシア薬局
全国2230店舗の大規模チェーン。Tポイントカード・アプリの提示で、Tポイントがたまる。アプリで商品ごとの割引クーポンも配信しており、毎月20日の「お客様感謝デー」はTポイント200ポイント以上の利用で利用したTポイントの1.5倍分の買い物ができるため、一部でお得な「ウエル活」と呼ばれている。利用可能な決済方法は店舗詳細ページで確認でき、主要スマホ決済サービスのPayPay、d払い、au PAYに加え、楽天ペイ、J-Coin Pay、ゆうちょPay、FamiPay、交通系電子マネー/楽天Edy/QUICPayが利用可能。
スギ薬局
共通ポイントは導入していない。ポイントカード・アプリの提示で、独自のスギポイントがたまり(税込100円ごとに1ポイント付与)、アプリでは一律割引や商品ごとのクーポンを配信している。スマホ決済サービスは主要サービスすべてに対応し、J-Coin Pay、FamiPay、クオ・カードペイ、りそなWalletも利用可能。電子マネーも全て利用可能だ。
セキ薬品(ドラッグストアセキ・セキ薬局)
埼玉県を中心に、茨城県や東京都内にも出店するドラッグストア。もともとは独自ポイントのみだったが、2020年8月に楽天ポイントを導入し、少し間をおいて楽天ペイ(アプリ決済)も導入した。楽天ポイントは税別200円につき1ポイント付与する。スマホ決済サービス・電子マネーは2020年12月から全面的に導入し、PayPay、d払い、au PAY、メルペイなどが利用可。電子マネーは、交通系電子マネーの一部と、楽天Edy/iD/QUICPay/waon/nanacoが利用可能。
クリエイトS・D
神奈川県を中心に、東京や埼玉、静岡、愛知などにも出店している。独自のポイントのみで、2019年5月以前に発行していたポイントカードは、自社電子マネーのプリペイド機能を備えた新しいポイントカード「おさいふHippo(ヒッポ)」に切り替えを進めている。スマホ決済サービスはPayPayとLINE Payのみ利用可。対して電子マネーは交通系電子マネー/楽天Edy/iD/QUICPay/waon/nanacoに対応している。
サンドラッグ
もともとは独自のサンドラッグポイントだけだったが、楽天ポイントを導入し、それぞれのポイントカード・アプリの提示でポイントがダブルでたまる(サンドラッグポイントは税別100円につき1ポイント、楽天ポイントは税別200円につき1ポイント)。スマホ決済サービスはPayPay、楽天Pay、d払い、FamiPay、au PAY、LINE Payが利用可で、電子マネーは、交通系電子マネー/楽天Edy/iD/QUICPayに対応している。
最も自宅近くにオープンしてほしいドラッグストアは……
ドラッグストアの品ぞろえは微妙に異なる。同じチェーン(ブランド)でも一律ではない。調剤薬局併設で、生鮮食品(肉・野菜・鮮魚・練製品)の取り扱いがあり、冷凍食品、アイスクリーム・氷菓、飲料の種類の多い店が近所にあれば、ほぼスーパー代わりになるので、いろいろなチェーンの店舗を訪れてみよう。(BCN・嵯峨野 芙美)