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財布管理はマネーフォワードME! 無料版と有料版の違いは?

販売戦略

2021/05/04 11:30

 「マネーフォワードME」は、オンライン家計簿兼資産管理ツール。単に使ったお金を記録するだけでなく、銀行口座や証券口座、電子マネーと連携して家計簿を自動的につけたり、手持ちの資産を可視化してくれたりするのが魅力だ。無料でも使えるが、有料で使える“プレミアム機能”も存在する。課金でどのようなことが可能になるのか。無料で使える機能と、有料になると使える機能の違いをご紹介したい。

家計簿アプリ「マネーフォワードME」

マネーフォワードME無料版でできること

 まずはマネーフォワードMEの無料版でできることを解説しよう。無料であっても機能は充実している。

家計簿の自動作成

 マネーフォワードでは、銀行口座や電子マネーと連携し、自動的に入出金を記録することができる。キャッシュレスで生活をしているなら、一度連携してしまえば以降は一切手を動かすことなく家計簿を作成可能だ。家計簿をつけなくてはいけないと思っていても「面倒」と感じていた人にとっては便利なサービスといえるだろう。

レシートを撮影するだけで入力できる

 キャッシュレス社会が推進されているとはいえ、まだ生活のなかでは現金で支払いをする機会もある。そんなときでもマネーフォワードMEのスマホアプリを使えば、レシートを撮影するだけでレシートの内容が自動的に反映される。細かいレシートから1つ1つ家計簿に移す手間を省くことが可能だ。

過去1年分の家計データが閲覧可能

 閲覧できる家計データは、無料版の場合、過去1年分となっている。毎月の収入や支出の推移を確認することができ、家計へのフィードバックが可能だ。手で家計簿をつけるよりも正確で、かつ閲覧性も良好だ。

10件までの銀行やクレジットカードなどと連携

 無料版の場合、連携できる銀行口座や電子マネー、クレジットカードは10件までとなっている。若い人が使う分には十分な数といえるかもしれない。また、少し足りない場合でも、あまり使わないもののみ手動で入力するという手もある。

マネーフォワードME有料版でできること

 月額費用500円(アプリから登録する場合は異なる場合あり)を払ってプレミアム会員になれば、マネーフォワードはさらに便利に進化する。プレミアム会員のみが使える機能を紹介する。

過去のデータを無制限に閲覧可能

 先述の通り無料会員は過去1年分だが、プレミアム会員であれば過去のデータを無制限に閲覧可能。家計の確認程度であれば1年分でも十分かもしれないが、資産の推移という意味ではより長い期間で確認できたほうが便利だ。単なる家計簿アプリにとどまらない使い方ができるだろう。

銀行やクレジットカードなどの連携数無制限

 銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどは歳を重ねるごとに増えていくもの。無料版で使える10件では足りないという人にも有料版はおすすめだ。プレミアム会員であれば連携は無制限。それぞれの情報を対応するWebサイトやアプリで個別に確認していくのは面倒な作業だが、マネーフォワードMEならそれを一括で行うことができる。これからのキャッシュレス社会にぴったりのサービスといえる。

マンスリーレポートの利用

 マンスリーレポートは、月ごとの収入や支出をまとめてレポートしてくれる機能のこと。過去の月との比較もグラフを使って提示してくれるため、忙しくてチェックする時間がないという人でも手軽に現状を把握することができる。また、総資産の額や変化も確認できるため、長期的な資産計画に対する現状把握にも役立つ。

残高不足通知機能

 クレジットカードは代金を後払いできる便利なものだが、時には引落額が銀行口座に十分ないということもあるかもしれない。プレミアム会員であれば、クレジットカードの引落額と銀行口座の残高を自動的に比較し、足りなければ通知を出してくれる。クレジットカードの支払い滞納は個人の信用情報の毀損につながる。それを避けられるのはありがたい機能ではないだろうか。

本気で家計改善するならプレミアム会員がおすすめ

 マネーフォワードMEは無料版でも充実した機能が実装されており、ちょっとした家計簿程度であれば十分使えるサービスであるといえる。しかしながら、より長期的な家計改善や資産計画のためには、プレミアム会員に登録したほうがより便利だ。家計の改善は考えたときがはじめ時といえる。資産の動きを把握することで、節約に対する意識も変わるはず。新生活をきっかけに家計改善に挑戦してみるのもありだろう。(ライター・ハウザー)