【記者のひとこと】厳しさ増すミャンマー情勢
ミャンマー・ヤンゴン市内で邦人の拘束が伝えられるなど、厳しい情勢の中、ミャンマーに拠点を持つSIerは駐在員や従業員の安否確認に日々追われています。NTTデータやSCSK、TISなどの大手SIerは、ミャンマーに拠点を持ち、数人の駐在員と地元従業員でソフト開発やシステム構築を手がけています。
ある大手SIer幹部は、クーデターが起こった当初、「首都ネピドーと、経済の中心地であるヤンゴンは距離があるため、ビジネスへの影響は限定的ではないか」と楽観視していましたが、ヤンゴンでも邦人が拘束される事態となった今、駐在員の一時退避も選択肢に入りつつある様相です。
コロナ禍による移動の制限がかかる中、現地駐在員と連絡を保ちつつ、「今の情勢で果たして国外退避できるのかどうかも含めて安全第一で臨む」(別のSIer幹部)と、神経を尖らせる日々が続いています。(安藤章司)
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