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前年比で販売台数は約3倍! 急成長するChromebookの売れ筋モデルは?

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2021/03/10 19:05

 全国の主要家電量販店やECショップからPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年2月のChromebookの販売台数前年同月比は288.5%だった。ノートPC市場自体も110.7%と好調だが、それを上回る約3倍の高い成長率で推移している。


 Chromebookは、データをクラウドに保存するネットワーク接続を前提としたデバイスで、従来のWindows OSを搭載するノートPCと比較して、価格が手頃、起動時間が高速、セキュリティ性能が高いなどの特徴がある。今年で10周年を迎えるChromebookは日本市場で普及に時間がかかっていたが、教育現場などが急速にデジタル化していることを受け、特にこの1年で注目が高まった。

 21年2月のメーカー別シェアでは、47.9%で日本エイサーがトップ。次いで、32.8%のASUS、11.5%のレノボが続く。一方、機種別で最も売れているのはASUSの「ASUS Chromebook C223NA」。18年10月発売のモデルながらコスパの良さで24.4%のシェアを占めている。
 

 まだ、参入プレーヤーは多くないが、3月10日にOSの大幅アップデートが発表され、スマホ連携機能や独自の検索機能が実装されるなど、魅力が高まっている。今後、Windows、Macに続く第3のOSとして存在感がますます増していきそうだ。(BCN・大蔵 大輔)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。