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2月の祝日は「建国記念の日」と「天皇誕生日」! “の”が入るワケ

時事ネタ

2021/02/09 19:30

 2021年2月には二つの祝日がある。一つは、2月11日木曜日の「建国記念の日」。もう一つは、2月23日の「天皇誕生日」だ。後者は、令和に入ってまだ2回目の祝日。カレンダー通りに休みが設定されている環境にいるなら、誤って平日のように過ごさないよう注意が必要だ。

2月の祝日は2日ある

 天皇誕生日は、平成の時代において12月23日だった。クリスマスが近かったこともあり、覚えている人も多いはず。しかし、令和に移り変わったことで日付が移動。2月23日が令和の天皇誕生日になった。なお、2月23日に行われるはずだった令和3年の「天皇誕生日一般参賀」は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から取りやめることになっている。

 ちなみに、建国記念の日が天皇誕生日のように「建国記念日」と表記されない理由は、「日本が建国した日」として国民の祝日に決定されたわけではないからだ。国民の祝日に関する法律(平成29年6月16日公布)によると、「建国をしのび、国を愛する心を養う」と記されている。建国した日を祝うとは書かれていない。つまり、「建国した日」としてではなく、建国そのものを祝う日とされているのだ。

 また、日本の初代天皇とされる神武天皇の即位日「紀元節」(2月11日)ともつながりがある。“の”が入ることの意味を知ることで、建国記念日と間違える機会は減るかもしれない。