日本電機工業会(JEMA)は1月25日、2020年暦年(1~12月)の国内白物家電の出荷金額が2兆5363億円(前年比101.0%)となり、24年ぶりの高水準になったと発表した。5年連続でプラスになるなど好調さが持続している。
年間の出荷台数は、エアコンが986万9000台(100.6%)で5年連続のプラス。4、5月は緊急事態宣言による販売店の休業や営業時間短縮などの影響を受けたが、在宅時間の増加などで、データの確認できる1972年以降、過去最高の出荷台数となった。
空気清浄機も、303万7000台(143.3%)で過去最高の出荷台数を記録。ほかにも、掃除機が471万6000台(107.7%)で7年ぶりのプラスに転じた。キャニスター型の台数構成比が減少する一方で、スティック型の構成比が伸長した。ジャー炊飯器は、561万1000台(101.0%)で2年連続のプラスとなり、ごはんの食味や食感を追求した高機能タイプが好調だった。
一方で、冷蔵庫は386万2000台(97.7%)で5年ぶりのマイナスとなった。ここ数年続いていた大容量クラスへのシフトが、落ち着きを見せているという。同じように、洗濯機も472万6000台(97.4%)で5年ぶりのマイナスとなった。全体の約9割を占める全自動洗濯機は、まとめ洗いや大物洗いのニーズが高まり、大容量タイプにシフトしている。
エアコンは年間986万台に
新型コロナ感染の拡大防止による在宅時間の増加に伴う巣ごもり需要によって、調理家電や空気清浄機が大幅に伸びた。空気清浄機の年間出荷額は800億円を超える過去最高を記録。特別定額給付金による後押しで、エアコンなどの大型製品も堅調に推移した。年間の出荷台数は、エアコンが986万9000台(100.6%)で5年連続のプラス。4、5月は緊急事態宣言による販売店の休業や営業時間短縮などの影響を受けたが、在宅時間の増加などで、データの確認できる1972年以降、過去最高の出荷台数となった。
空気清浄機も、303万7000台(143.3%)で過去最高の出荷台数を記録。ほかにも、掃除機が471万6000台(107.7%)で7年ぶりのプラスに転じた。キャニスター型の台数構成比が減少する一方で、スティック型の構成比が伸長した。ジャー炊飯器は、561万1000台(101.0%)で2年連続のプラスとなり、ごはんの食味や食感を追求した高機能タイプが好調だった。
一方で、冷蔵庫は386万2000台(97.7%)で5年ぶりのマイナスとなった。ここ数年続いていた大容量クラスへのシフトが、落ち着きを見せているという。同じように、洗濯機も472万6000台(97.4%)で5年ぶりのマイナスとなった。全体の約9割を占める全自動洗濯機は、まとめ洗いや大物洗いのニーズが高まり、大容量タイプにシフトしている。