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公共交通機関にも広がるVisaのタッチ決済 手持ちのカードは対応済み?

時事ネタ

2021/01/23 17:30

 昨年秋、インターネットで話題だった「【すき家限定】Visaのタッチ決済でもれなく50%還元!キャンペーン」のキャッシュバック・値引きが2020年12月下旬から順次反映され、全てにおいて対象決済金額の半額が戻ってきた。

 このすき家のVisaのタッチ決済キャンペーンの還元上限は、カード1枚につき2000円。対象カードを4枚保有する記者は最大8000円還元まで適用可能だったが、結局、各カード1回ずつの計4回利用・キャッシュバック総額は3860円(705円+1095円+1155円+905円)にとどまった。対して、還元上限に到達するまで、キャンペーン期間の10月は外食・テイクアウトを全てすき家で済ましたというコメントもSNS上で多く見かけた。
 
2020年10月実施「すき家限定! Visaのタッチ決済でもれなく50%還元!」による還元額
(対象カード:りそなデビットカード、Kyash Card、JNB Visaデビットカード、Visa LINE Pay クレジットカード)

 Visaのタッチ決済は、券面に非接触対応マークとVisaのロゴが記載されたクレジット/デビット/プリペイドカードで利用可能な非接触のキャッシュレス決済サービス。対応カードを決済端末にかざすと決済でき、20年から、茨城交通、岩手県北バスといった公共交通機関でも導入がスタートした。21年は、さらにVisaのタッチ決済を導入する公共交通機関が増える見通し。ビザ・ワールドワイド・ジャパンによると、Visaの国内のVisaのタッチ決済対応カードの発行は、20年9月末時点で3230万枚。
 
タッチ決済(非接触決済)のマークとVISAカードの例。「コンタクトレス決済」とも呼ばれる

 カード更新に伴い、別のクレジットカードも新たにVisaのタッチ決済に対応し、記者が保有するVisaのタッチ決済対応カードは計4枚から計5枚(クレジットカード2枚・プリペイドカード1枚・デビットカード2枚)に増えた。新しく届いたカードには、旧カードになかった、Wi-Fiマークを横にしたような非接触対応マークが記載されている。
 
Visaのタッチ決済の世界での普及率と、日本における普及状況

 Mastercardで「Mastercardコンタクトレス決済」、JCBで「JCB コンタクトレス」、American Expressで「アメックスのタッチ決済」の名称で、Visaタッチ決済と同様の非接触決済サービスを提供。ここ1、2年内に更新時期を迎えた主要クレジットカードは、タッチ決済(コンタクトレス決済)に対応している可能性が高い。新しいカードが届いたら非接触決済マークの有無をチェックしよう。
 
三井住友カードは、Visaのタッチ決済利用推進キャンペーン(エントリー必須)を実施中

 対応マークがあれば、スーパーや飲食店など、タッチ決済加盟店でカードをかざしてスピーディに決済が可能となる。Visaのタッチ決済対応カードの一部(JNB Visaデビットカード、Sony Bank WALLETなど)は、Androidスマートフォンの「Google Pay」にも「Visaのタッチ決済」として登録できる。財布不要のキャッシュレス決済サービスの一つとして、ぜひ覚えておこう。(BCN・嵯峨野 芙美)