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どうしてモルモットが車に!? 視聴者を悶えさせた「PUI PUI」

時事ネタ

2021/01/23 17:00

【いま注目のトレンドワード・18】 大人になってしまうと、子ども向けアニメを観なくなるもの。しかし、1月12日にトレンド入りした子ども向けアニメに関するワード「PUI PUI」は、老若男女を問わず多くの視聴者から注目を集めている。一体、なぜ人気をかっさらったのか。

モルカーの声優は本物のモルモット

 そもそも、PUI PUIという言葉は、テレビ東京系で放送されている子ども向けアニメ『PUI PUI モルカー』のこと。同作の舞台は、モルモットが車になった“モルカー”が駆けまわる世界で、羊毛フェルト製のモルカーをコマ撮りすることでアニメーションを制作している。

 子ども向けアニメながらも、ストーリーは意外と骨太。基本的には、モルカーたちが自分勝手な人間に振り回されており、第1話では渋滞をテーマにモルカーたちの苦難が描かれた。渋滞の元凶も人間で、ドライバーがスマートフォンの操作に夢中だったために渋滞が発生。最後尾には、救急車の姿をしたモルカーが停車し、患者を病院へ運ぶことができずに泣き出してしまう。

 さらに、第2話では銀行強盗がモルカーに銃を突きつけて脅し、逃走用として強奪。悪用されて悲しむモルカーたちに、視聴者からは「泣いてるモルカーを観て自分の車を大切にしようと思った」などの反響があった。一方、モルカーのデザインに一目惚れし、羊毛フェルトで工作を始めた人も少なくない。

 また、第1話と第2話で警察が出動したため、「まるでサスペンスドラマみたい」という印象を受けた視聴者もいた。特に、モルカー同士のカーチェイスが繰り広げられた第2話は、Twitter上で「かわいいモルカーとシリアスなストーリーのギャップが面白い」と話題を呼んだ。

 放送されるや否や、一気にタイムラインを支配したモルカー。一度、視聴してみてはいかがだろうか。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている