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ある作品の地上波放送で「セカイ系」がトレンド入り、世界規模の恋愛劇!?

時事ネタ

2021/01/09 17:00

【いま注目のトレンドワード・16】 去る1月3日、地上波で『天気の子』が初放送された。Twitter上でも反響が数多く寄せられ、放送終了後の1月4日に同作を表す言葉として「セカイ系」がトレンド入りした。

ヒロインと主人公の愛が世界を救う

 そもそもセカイ系という言葉の意味は、主人公やヒロインの抱える問題が「世界の終わり」などに直結する作品のこと。天気の子では、ヒロインの陽菜が異常気象をしずめる“人柱”になり、一度、世界から消失してしまう。しかし、主人公は異常気象よりも陽菜への想いを優先し、人柱がいなくなるにも関わらず彼女を助け出した。

 この“ヒロインと主人公が世界の命運を握る”という構図は、ネットユーザーの間でセカイ系の作品として親しまれている。ただ、天気の子についてはセカイ系かどうかの議論が続いており、「セカイ系の新しい代名詞的作品だ」と評する人もいれば「最後は世界よりもヒロインを取ったからセカイ系ではない」という人も少なくない。

 ちなみに、Twitterユーザーからは他のセカイ系作品もあげられていた。例えば、『エヴァンゲリオン』に関しては「まさにセカイ系の金字塔」「シンジが幸せになろうとすれば世界が滅びる。このジレンマがたまらない」といった声。その他、「『進撃の巨人』も最近の展開を見るとセカイ系って感じがする」「セカイ系を語る上で『涼宮ハルヒの憂鬱』は外せないよね」などの意見も寄せられている。

 意外と数多く存在するセカイ系作品。ぜひ、天気の子だけでなく、さまざまなセカイ系作品を楽しんでみてほしい。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている