2020年は、ゲーミングコントローラ市場の成長が著しかった。コロナ禍で高まった巣ごもり需要の中でも、ゲームは特に注目を集めたからだ。全国の家電量販店やECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、販売数量は20年1~11月に前年同期比56.1%増と大きく伸びている。11月までの人気メーカーは、ロジクールだが、2位と僅差。年間No.1の行方は未知数だ。
20年1~11月におけるロジクールの販売数量シェアは22.0%。2位のエレコムと3.1ポイント差をつけている。3位はホリで、シェアが15.5%。1位と多少の開きがある。20年のシェア推移では3社が入り乱れる接戦だが、ロジクールが一歩リードしている状況だ。
20.0~25.0%のシェアを維持し続けるロジクールに対し、エレコムは20.0%前後で推移している。ホリは、2月に20.0%台までシェアを伸ばしたが、3~6月のコロナ禍による外出自粛期間中にシェアを10.0%前後まで落としたことが大きく影響しているとみられる。7月にはシェアを25.2%まで回復させたが、その後は15.0%前後で推移している。
1~11月までの集計で最も人気だった製品は、ロジクールの「F310 GAMEPAD」で、15.8%のシェアを占めている。2位のマイクロソフト「Xbox One Controller + Cable for Windows」と9.5ポイント差だ。
このままならシェア推移も上り調子のロジクールがトップでゴールしそうだが、昨年No.1のエレコムが12月の商戦で追い上げてきたら結果は分からない。年間No.1の入れ替わりが発生するのか、最後まで注視したい。(BCN・南雲 亮平)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
20年1~11月におけるロジクールの販売数量シェアは22.0%。2位のエレコムと3.1ポイント差をつけている。3位はホリで、シェアが15.5%。1位と多少の開きがある。20年のシェア推移では3社が入り乱れる接戦だが、ロジクールが一歩リードしている状況だ。
20.0~25.0%のシェアを維持し続けるロジクールに対し、エレコムは20.0%前後で推移している。ホリは、2月に20.0%台までシェアを伸ばしたが、3~6月のコロナ禍による外出自粛期間中にシェアを10.0%前後まで落としたことが大きく影響しているとみられる。7月にはシェアを25.2%まで回復させたが、その後は15.0%前後で推移している。
1~11月までの集計で最も人気だった製品は、ロジクールの「F310 GAMEPAD」で、15.8%のシェアを占めている。2位のマイクロソフト「Xbox One Controller + Cable for Windows」と9.5ポイント差だ。
このままならシェア推移も上り調子のロジクールがトップでゴールしそうだが、昨年No.1のエレコムが12月の商戦で追い上げてきたら結果は分からない。年間No.1の入れ替わりが発生するのか、最後まで注視したい。(BCN・南雲 亮平)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。